Dr.スランプ 単語


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ドクタースランプ

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Dr.スランプ』(Dr.SLUMP)とは、鳥山明の漫画作品、本作に登場する則巻千兵衛のニックネームである。

登場キャラクター→Dr.スランプの登場人物一覧

初代テレビアニメ→『Dr.スランプ アラレちゃん』

続編漫画→『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』

平成のDr.スランプ→漫画・アニメ2作『ドクタースランプ』

長編劇場版→『Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険』

PlayStation用ゲーム→『ドクタースランプ(PS)』

概要

ペンギン村に暮らすマッド発明家・Dr.スランプこと則巻千兵衛博士の開発した眼鏡っ娘ロボット・則巻アラレの巻き起こすハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画。


1980年から1984年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載され、2007年には、2007年特別編が『月刊少年ジャンプ』に掲載された。

単行本は、本作『Dr.スランプ』が全18巻、『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』が、全4巻である。

他に、文庫版、愛蔵版、コンビニコミック版、完全版がある

鳥山明の初連載作品であり、「んちゃ」「おはこんばんちは」「バイちゃ」「ほよよ」「キーン」「うっほほーい」「めちゃんこ」「つおい」「かっくいー」「わくわく」などの作中の台詞(アラレ語)が小学生を中心に流行語になるなどの爆発的なブームを巻き起こした、『週刊少年ジャンプ』におけるギャグ漫画の金字塔である。

1981年に『Dr.スランプ アラレちゃん』のタイトルでアニメ化され、これも大ヒット。鳥山の意思による原作の連載終了後も放映は続き、『ドラゴンボール』と入れ替わりになる1986年まで続いた。スペシャル、短編も含めて、回数が全252回で、話数が268話だった(初期が1回の放送に2話構成だったために、話数と回数が、異なる)。なおこの話数は当時、フジテレビの中では、この頃すでに16年の放送となっていた『サザエさん』に次ぐ多い話数だった。
ゴールデンタイムの放映で最高視聴率は38.1%を記録し、アニメ作品の視聴率歴代3位を記録している。
一方、ウ○チや下半身露出などの下品なネタも多かったため、アニメ放映当時にはPTAに槍玉に挙げられることも多かった。


1981年の第1期のアニメ化から、フジテレビの水曜19:00の枠は実に18年半にも渡って鳥山原作のアニメが放映されていたことになる。こう書くと鳥山作品がいかにコンテンツとして化け物であるかがよく分かる。
なお、『ドクタースランプ』の後番組は尾田栄一郎原作の『ONE PIECE』である。

『ドラゴンボール』の原作内でペンギン村が登場したことがあり、アニメ版でも元(旧作)の声優のまま登場している。ちなみに、カプセルコーポレーションの電話保留音は本作の「ワイワイワールド」であったり、悟飯の部屋にでっかいアラレちゃんのポスターが貼ってあったりと小ネタとしても用いられている。
また、一部劇場版や一部ゲーム版などにも登場している。
これらについては、「ドラゴンボール」の項目参照。

なお、2016年には『ドラゴンボール超』で29年ぶり(アニメ2作目ドクタースランプで共演以来だと、18年ぶり)に旧キャストでのアニメ出演が2度あり、1度目はチョイ役だったが、2度目は本格的にバトルも行い、大きな話題になた。

声優については、アラレは、当然小山茉美だが、ガッちゃんは、2007年劇場版以降の西原久美子、千兵衛は、アニメ2作目で同役を担当した屋良有作、マシリトも同じく2作目で同役を担当した置鮎龍太郎となった。。

また、ドラゴンボール超で、屋良有作が千兵衛を演じたことによって、アラレ役の小山茉美以外のDr.スランプ アラレちゃんの声優が変わったことになった(リメイク版は除く)。

主人公の変更

タイトルの『Dr.スランプ』は千兵衛のニックネームであり、タイトル通り千兵衛が主人公だった。アラレのようなキャラは描くつもりはなかった。当時の編集担当だった鳥嶋に女の子キャラを描けと言われ、アラレを描いた。アラレは1話で消す予定だったが、鳥嶋が今度は、アラレを主人公にした方が人気が出ると言ってきた。だが、鳥山はアラレを主人公にするのは嫌だった。鳥嶋が出した賭けが当時鳥山が描いてた『ギャル刑事トマト』という女性が主人公の読み切り漫画の反響が良かったらアラレを主人公にしろ 人気がなければ、千兵衛が主人公のままで良いという賭けだった。結果『ギャル刑事トマト』の反響が良かったため、アラレを主人公にすることになった。すでに4話分出来ていたため、4話までは千兵衛が主人公、5話以降アラレとなった。

単行本などの表紙もアラレやガッちゃんが占めている。千兵衛が表紙に出てるのは、2巻、16巻、18巻の3回である。

そのため、初代テレビアニメタイトルは『Dr.スランプ アラレちゃん』となり、次回予告も基本的にアラレが担当している。

ちなみに原作や初代アニメでは、千兵衛が自分が主人公だと主張するシーンもある。

アラレを主人公にしたことにより鳥嶋の言うとおり人気になったが、なかなか連載を終わることが出来なくなったのは事実である。鳥山は、1年で終わる構想だったが、実際は、4年半も続いた。

人気・影響

ジャンプ・コミックス5巻は、初版130万部を達成、当時最高記録だった120万部の国民的漫画『ドラえもん』を追い抜き、6巻は、日本初の初版200万部越えを達成した。累計発行部数3000万部以上と大ヒット作となった。

連載1年4ヶ月の81年にアニメ化し、その年の12月には、テレビアニメ歴代3位の視聴率36.9%を記録し、関西でも35.7%、東海テレビでは、視聴率40%越え記録するなど化け物作品となった。最終回も27%と最後まで視聴率があまりに落ちなかった。

36.9%記録した回は、34話『地獄の使者チビルくん』、関西での35.7%を記録した回は、『英雄スッパマン・パート2』である。

また、海外でも原作は翻訳、アニメも放送され、特に中国、台湾、タイ、ヨーロッパでは今でも人気であり、ヨーロッパでは、平均視聴率が30%だった国がある。

タイでは、タイの「Dr.スランプ」でセンベイ博士の役をやった 人を知りたいといった人が続出し、テレビ局に「センベイ博士」宛ての電話がじゃんじゃんかかり、 とうとうテレビで顔を見せないわけにはいかなくなった。でも、テレビ局側が 「本名で出たらファンががっかりする」と主張するので、「センベイ」と名乗って 登場した。以後、それが自動的に芸名になってしまった。また、「日本のアニメを やるときには、センベイを出さないと視聴者が納得しない」という神話まで生まれた。 そして、それは現在まで続いている。

また、2014年12月19日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で、「外国人の描く「うんこ」は」という質問で、本作を放映している国は、とぐろをまいたうんちを書くという結果が出ており、本作の影響と言っている。

夏限定のエンディングテーマ『アラレちゃん音頭』は大ヒットし、全国各地で盆おどりで、使われ盆おどりの定番曲となった。2018年現在でも使われている。

Dr.スランプは、女性にも人気があり、男女問わず人気を得ている。

35年以上たった今でもスズキ・ハスラーなどのCMに起用たり、新作グッズを出すなどしている。

連載終了後

90年代

1990年にちょっと修正した愛蔵版が発売された。(全9巻)

Vジャンプでペンギン村から数年後を描いた続編漫画『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』が1993年から1996年まで連載された。

1995年には、文庫版が発売された。(全9巻)

1997年には、テレビアニメ2作目『ドクタースランプ』が放送開始された。シリーズ初のフルデジタル製作で作られた。1999年放送終了

2000年代以降

2001年から2005年にかけてコンビニコミックが発売。

2006年から2007年には、完全版が発売された。

2007年には、月刊少年ジャンプ4月号で、鳥山が22年ぶりに描いた完全新作 『Dr.スランプ 2007年特別篇 Dr.マシリト アバレちゃん』が掲載された。最終回から1年後のペンギン村を描いている。劇場アニメ化もされた

本作で誕生した言葉

ふとんがふっとんだ

17巻「謎の飛行物体」で馬鹿博士が言った親父ギャグ。、本作が初出であり、ページの一番下に「ウィングマン」などを描いている漫画家で鳥山の友人でもある桂正和が考えた親父ギャグと鳥山が言っている。後に親父ギャグの定番となる。ドラゴンボールでも悟空が海王様に言っている。

アラレ語

んちゃやほよよなどアラレが使っている言葉。

連載

  • Dr.スランプ  『週刊少年ジャンプ』1980年5・6合併号 - 1984年39号、『月刊少年ジャンプ』4月号、全236話+2007年特別編、全18巻
  • ちょっとだけかえってきたDr.スランプ 『Vジャンプ』1993年2月21号 - 1996年9月号 、原作・監修 鳥山明、脚本 小山高生、絵中鶴勝祥、全40話、全4巻
  • ドクタースランプ『Vジャンプ』1997年12月号 - 2000年7月号、原作・監修 鳥山明、脚本 小山高生(2話まで)→成田良美(3話以降)、絵 山室直儀  ※少女漫画雑誌『マーガレット』でも連載された。

アニメ

  • Dr.スランプ アラレちゃん(1981年 - 1986年、1990年、1992年、2007年)
  • ドクタースランプ(1997年 - 1999年)

2018年現在、BS、CSでどちらも再放送されており、『Dr.スランプ アラレちゃん』はアニマックスで土曜日17時30分 - 19時、『ドクタースランプ』はキッズステーションで月曜から金曜日22時 - 22時30分、土曜日15時から16時で再放送中である。

長編

本作は基本は1話完結ギャグ漫画だが、単行本8巻以降は、1話完結と長編を交互にやっていた。

ペンギン村グランプリ

  第 94話~97話(第8巻) アニメ1作第80話~82話、アニメ2作SP

第1回は、単行本8巻で、連載80周年(あと78年2ヵ月で)記念おこなわれたレース。賞金は、3千円。池→崖→雪山→地雷の4難関がある。アニメ2作は、地雷ではなく、溶岩地帯。結果は、実況してた鳥山が先にゴールしていたため、優勝。最後は、全員で、鳥山を追い回す。 アニメ第2作は鳥山ではなく、スッパマン。

2回目は、単行本18巻で、ペンギン村村長の座を賭けたレースとしておこなわれた。今回は、二輪のみに限られ、予選があり、予選通過し上位10位が本選に出られる。本選は、A地点(クイズに答える)→B地点(うんちを触る)→C地点(むっつりじいさんを笑わせる)→D地点(池を渡る)→E地点(借り物競争)となっている。優勝はアラレ。それにより、アラレが村長になる

クレイジーハネムーン編

104話~110話(9巻)、アニメ1作101話と121話、アニメ2作26話~28話

ついに千兵衛とみどりが結婚、そして新婚旅行へ。しかしみどりさらわれてしまう。アニメ1作は、新婚旅行の話は結婚の前にやっており、デートとなっている。

ハイスクールチャンピオン(運動会)

117話~124話(10巻)、アニメ1作119話~120話。

1年、2年、3年生学年別対抗のペンギン村高学園の運動会。実況は、教頭、解説は、校長。アニメでは、中学園、高学園、それに割り込んできた運動会荒しのプロ対抗と成っている。種目は、100メートル競争、走り高跳び、ハンマー投げ、綱引き、ハードル上げ、タマ入れ(玉ではなく、猫のタマを入れる)、走り幅跳び、800メートルリレー、格闘技である。審査員のブータレーブ(メガネブタ)が全然関係ない豚のベッティを優勝にし、全員に追い回させられる

GO!GOニコチャン星

144話~147話(12巻)、アニメ1作117話~118話、アニメ2作43話~44話。

千兵衛がニコチャン大王と手下に宇宙船をプレゼントする。アラレとガッちゃんも一緒に乗っていた

オボッチャマン登場~キャラメルマン7号

153話~171話(13巻~14巻)、アニメ1作128話~133話と140話~143話、アニメ2作34話~43話。

オボッチャマン登場からキャラメルマン7号、修理と本作で一番長い長編である。この編の間は、ギャグ要素薄くなっており、オボッチャマン登場から辺りは恋愛、バトル要素が入っている。7号とのバトルの後のアラレ、オボッチャマンの修理辺りはギャグ要素が再び濃くなっている。

ターボくん誕生編

176話~185話(14巻終盤~15巻)、アニメ1作150話~154話。

ベースボール大会

188話~191話(15巻)、アニメ1作155話~156話

ペンギン高学園と大都会島アメリカンハイスクールとの野球対決。実況は、暗悪健太(スッパマン)。最初は、ピッチャーはタロウ、キャッチャーはピースケだったが、途中でピッチャーアラレ、キャッチャーオボッチャマンに変わる。マッハの速球で相手を三振され、オボッチャマンの打ったボールで一人飛んでいき、一人足りなくなり、ペンギン村高学園の優勝となった 。

世界つおいのだーれだ大会

202話~206話(16巻)、アニメ1作第163話~164話

鳥山が道端で拾った100万をきっかけに開催。1位40万円、2位10万円。トーナメントでおこなわれ、武器の仕様もOKで、相手が降参、死亡、泣く、会場外に出され、10秒以内に戻らない場合負けとなる。原作は、マシリト関連エピソードはこれ最後が最後となる。マシリトが股の光線でアラレをエネルギー切れにし、遠くに飛ばすが、それに激怒したオボッチャマンがアラレにアラレに変装し、あいさつ砲で倒す。そのため、アラレが優勝となる。これでマシリトは死亡する。

またこれが、これが『ドラゴンボールの』天下一武道会の元になる。

駆けずり回る青春

215話~220話(第17巻)、アニメ1作175話~176話。

この編もオボッチャマン登場~キャラメルマン7号同様でギャグ要素が薄く、シリアスな本格的バトルとなっており、後のドラゴンボールの要素がかなりある。

 登場人物

Dr.スランプの登場人物一覧を参照。

発明品

タイムスリッパー

CV:千葉繁(アニメ第1作)

原作10話から登場。センベエが作ったタイムマシン。置時計に顔と手足が付いたタイムくんとつんつる版で構成されている。タイムくんがつんつる版を滑ることによってタイムスリップする。

非生命体透視メガネ

生命体を服着ていても、透視する事ができる。アラレがアレがついていないと言ったため、研究の為に作った発明品。山吹みどりさんの裸を見ようとし、山吹先生がスクーターに乗っている事に気づかず跳ねられる。

デカチビ光線銃

者を大きくしたり、小さくする銃。アラレがいたずらするため、後から1時間立つと戻る機能を着けた。

変身ポンポコガン

光線の口はタヌキの顔のような形で、なりたいものを叫ぶとそれになる。戻れと言うと戻る

時間停止装置

千兵衛が初めて時間を止める機械。鳥山に頼まれて作った装置。だが、時間が止めると止めた千兵衛を含め全員が動けないオチである。

タイム・ストップウオッチ

千兵衛が二つ目の時間を止める機械。前のやつとは、違い。止める動くものの自分(千兵衛)だけ動いてるため、千兵衛だけ老人になる。 実は、ターボくんが設計を書き直して完成している。

音楽

  • ワイワイワールド
  • アレアレアラレちゃん
  • アラレちゃん音頭
  • 顔でかーい

関連動画

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連静止画

関連コミュニティ

ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連項目

  • んちゃ砲
  • 漫画作品一覧
  • アニメ作品一覧
  • 鳥山明
  • 鳥嶋和彦
  • ドラゴンボール
  • ドラゴンボール関連項目一覧
  • 週刊少年ジャンプ
  • Vジャンプ
  • 東映アニメーション
  • 集英社
  • フジテレビ
  • スズキ・ハスラー(四輪)
  • 菊地俊輔

外部リンク


Dr.スランプ アラレちゃん
1981年4月 - 1986年2月
ドラゴンボールシリーズ
1986年2月 - 1997年11月
ドクタースランプ
1997年11月 - 1999年9月
フジテレビ系列地上波 水曜19:00枠
前番組 本作 リメイク 後番組
がんばれ元気 Dr.スランプ アラレちゃん ドラゴンボール
ドラゴンボールZ
ドラゴンボールGT
ドクタースランプ ONE PIECE
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