M3(同人)とは (エムスリーとは) [単語記事]

M3（Music＋Media-Mix Market）とは、M3準備会が運営する音系同人即売会である。

概要

1998年から年2回実施されている音系同人即売会。出展されるジャンルは多種多様で、音でなにかを表現しようとする全てのものがその対象となる。一例としては「創作JAZZをソノシートとカセットテープで発行」、「アニソンのカバーをガムランで演奏」等。、

開催当初はまったりとしていたが、ニコニコ動画の影響もあってかここ数年は参加者が激増。参加者が増える事はよいのだが、運営側も年々増えていくお客様気分で来られるマナーの無い方々の対応に苦慮している。

即売会の特徴

M3は音系同人即売会なので、コミケ等の即売会とは違った企画が設けられている。

試聴コーナー

試聴コーナーでは各出展サークルの試聴盤を聴くことができる。
コーナーにはレンタルCDプレイヤーもあるが、自前のポータブルCDプレイヤーを持ち込む事でレンタル待ちの待機列を回避することができる。（ノートPCでの利用は不可）

映像上映コーナー

各出展サークルから提供されたPV等を会場内に設置されたモニター等で上映する。

直近の開催

2010年5月5日(祝)　東京流通センター第2展示場にて　11:30～16:00開催。
次回については2010年10月31日に東京流通センター第2展示場での開催を予定している。

開催履歴

東京文具共和会館（東京都台東区） - 第1・3・7回
東京流通センター（東京都大田区） - 第2・6回
東京卸商センター（東京都台東区） - 第4～5・8～10回
大田区産業プラザ（東京都大田区） - 第11～23回
大さん橋ホール(神奈川県横浜市) - 第24回
東京流通センター(東京都大田区) - 第25回～
グランキューブ大阪（大阪府大阪市） - M3大阪 (※)
東京都立産業貿易センター浜松町館（東京都港区） - M3 Festa (※)
(※)10周年企画としての特別開催。つまり2008年は通常開催とあわせて都合4回開催されたことになる。

参加される方へ

概要にも記載されているように、ここ数年参加者数が増加することに伴いマナーの悪化が目に付いてきている。
2009春開催分でカタログの表紙裏にＭ３準備会からの大切なお願いが黒バックに白地で掲載されるようになった。
他同人即売会でのマナーと変わらない一般常識的なものなので、必ず守ってもらいたい。

参考までに代表的他イベントの項目へのリンクを記しておく。諸注意の項目を見てもらえば分かる通り細部ではイベントごとに特色が出てはいるが、基本事項としては同様のことを言っているのがよくわかるだろう。
コミックマーケット　博麗神社例大祭

徹夜/早朝来場
近隣の方々への多大な迷惑となる。なお未成年者が深夜に外出する事は自治体の条例に抵触する場合があり、場合によっては補導される。
また、運営側の管理責任を問われ、その会場で以後の他イベントも含めた同人イベント開催ができなくなることも十分にありえる。

想像をしてみよう……、夜間に自分の家の周辺でよく分からない連中が数百人とたむろをしている光景を。
程度もあるだろうが少なからず恐怖を感じる事と思う。それを会場の周囲の住民は受けているのだ。
会場内でのダッシュ
　特に開場直後に多く見られる。
　館内で転んだ場合、特に階段部分では将棋倒しにもなる為非常に危険である。
　著しく危険な場合にはスタッフから強制退場処分が下されることもある。
サークルスペース前での長時間滞留
あなたのお目当てのサークルの両脇や背中側には、ほぼ間違いなく他のサークルがいる。
大好きなサークルの方に会えるというのがうれしいというのは非常に理解できるが、溜まる事によって周囲のサークルに多大な迷惑を与えることになる。場合によってはサークルの人が運営側から警告を受け、ペナルティとして次回以降の参加ができなくなるかもしれない。
無断撮影
撮影は被写体の許可をもらってからが基本。会場からのニコ生なんてはもっての他である。
また、取材をしたければ運営側に申請をするのが基本である。
コスプレ
残念ながらM3では禁止になっている。また、更衣室が無いからといってトイレで着替えるのはコスプレイヤーの行為としても問題外である。
なお、更衣室が不要だからといって馬やヒーローマスク等の被り物をするのも禁止になっている。
時限販売、時限イベント
そのイベントを待つ参加者の群れで会場内混乱の原因となる。
そのため他即売会でもこれは基本的に禁止事項となっている。
握手会やサイン会
交流イベントは会場混雑の原因になる。
開催をしたいのであれば他イベントの軒先を借りずに自身で別途会場を用意してほしい。