「今はまだ、私が動く時ではない・・・」
Ⅴとは、アニメ「遊戯王ZEXAL」の登場人物である。CVは山本匠馬。
遊戯王ZEXAL第2部「WDC編」から登場する、トロン一家の長男。20歳。
弟はⅣ(フォー)とⅢ(スリー)だが、彼の『Ⅴ』という名前は「ファイブ」ではなく「ブイ」と読む。
遊戯王シリーズでも中々見かけないような長い髪(銀髪)と青い瞳を持つ青年で、本作で現在登場している男性キャラクターの中でも屈指のイケメンキャラ。アストラルの目測より「身長185cm、体重70kg前後」という特徴が判明しているが、今後訂正されるような事が無ければ、この設定が公式のプロフィールでいいものと思われる。
また、弟達と同様で体の一部に謎の紋章があり、Ⅴの場合は額に青色の紋章がある。この紋章によってナンバーズカードを制御できたり、アストラルやカイト達からのナンバーズへの干渉(=奪取)を寄せ付けない謎の力を持っているらしいが、これらについての詳細は現状では不明である。
冷静沈着でクールな性格を持ち、トロンの下で弟達を束ねるリーダー格だが、一家の長・トロンに対する忠誠心は兄弟で最も厚く、彼への非礼に対しては弟達でも容赦なく怒りを露にする。
当初はナンバーズ・カードの収集などは専ら兄弟達に任せ、「今はまだ、私が動く時ではない・・・」と言いながらトロンの側に付き添いつつ様子を見るのみで、自らアクションを起こしている事が無いので素性が殆ど判明していなかったものの、外道かつ狡猾な性格で知られるⅣが「兄貴は俺よりもえげつない」とまで評したり、また回想シーンでは「私がデュエルを教えてあげよう」とも言っているなど、作品中ではⅣやⅢ以上の実力者であると推測される。
しかし、オープニング詐欺をしてまでデュエルをなかなか披露しなかった。一応55(Ⅴがふたつ!)話からデュエル開始だが長話の末モンスターを召喚しただけで終わった。ちなみに相手は元弟子の天城カイトである。
一家の長・トロンや弟達(Ⅳ、Ⅲ)と共にDr.フェイカーへの復讐を誓っているのだが、第55話にて一家が復讐を目論む理由(これがすべてかどうかは定かではないが)がフェイカーの父に対する裏切りと判明した。
また、トロン兄弟の呼び名があまりに記号的であったため偽名やコードネームの類ではないかと多くの視聴者が推測していたが、56話にて本名がクリストファー・アークライトであることが判明した。(55話時点では父・バイロンにクリスと呼ばれていたので一時はクリスというのがⅤの本名なのかと思われたが、クリスはクリストファーという名前を指す愛称である。即ち、家族や親しい者同士で呼び合うときに用いる名前である)
よって弟たちにも彼と同様に、本来の名前があるものと思われる。もっとも、一家が身に着けている謎の紋章の力についてはまだ語られていない。
他にもカイトは彼と(本編中で)最初に対峙した際、彼の素性を知っているような素振りも見せていたが、続く第50話でどうやらカイトのデュエルの師であったことが明かされた。その後、「遊戯王5D's」に登場したデュエリスト『チーム・カタストロフ』を思わせるデュエリスト達に報酬と引き換えに遊馬を始末するよう依頼する一幕もあるなど、本格的にトロンの右腕として活動している一面も見せた。続く51話ではついにデュエルディスクとマーカー装備の姿を披露。しかし、デュエルコースターのルール上、ライフを温存する為に後ろの相手を罠カードで秒殺、その先の魔法ゾーンでライフを増やすなど現在のところ慎重な立ち回りで動いている。
そして決勝戦にてかつてデュエルを指南した弟子・カイトと対峙、デュエルとなる。デュエルでは『No.9 天蓋星ダイソン・スフィア』を召喚、さらには「カイトの手の内は全て知り尽くしている」と自ら評する通りカイトの攻撃や戦術を一切寄せ付けないまま、遊馬達を大いに苦しめたライバル・カイトをワンサイドゲーム同然に追い詰めてしまう手腕を披露。打つ手が無い八方塞がりに見えたが、カイトが父(フェイカー)から受取ったらしい未知のカード『未来への思い』がきっかけとなり『超銀河眼の光子龍』を召喚されたのち、一撃でライフを0にされ敗北。
決着後、Ⅴは「自分が尊敬する父が、Dr.フェイカーへの復讐へ赴くのを止めたかった」という胸中をカイト達に打ち明けると、Ⅴの持つ紋章の力の消失をきっかけにⅢと同様に自宅にて眠りについたのだった・・・
どんだけ家に帰りたかったんだ、働きたくなかったんだとか言うのは禁句。
余談だが、彼のCVを務める声優・山本匠馬はⅤの登場よりも先に、六十郎の弟子・闇川の役でも出演している。
Ⅴのデュエルシーンでも「だが切れ味は受けてもらう!」などという物騒な台詞が飛び出したりはしてないけど。
トロン一家の筆頭デュエリストとされているにも関わらず、上述の通り弟達と違い現状デュエルを行っている描写が殆ど無く、またDr.フェイカーへの復讐のための行動も自分からは特に起こさず、基本的にトゥーン・アニメを見ているトロンに付き添っているのみであるためか一部の視聴者からは「ひきこもり」と呼ばれており、現場に赴くのが専ら弟達で自分は家にいるだけ、という部分がどこぞの元デュエルキングを彷彿させるためか先述の「引きこもり」に加えて「無職」「ニート」などといった彼の端整な容姿のイメージに不似合いな愛称が定着し始めている。上記の「今はまだ、私が動く時ではない・・・」という台詞も、そういったイメージを良くも悪くも後押ししているようである。
続く41話で自ら出撃したかと思えば、その目的はカイトや遊馬とデュエルを行うでもなくカイトの弟・ハルトを連れて行くのみというもので、この一件よりニートに加え「ショタコン」「誘拐犯」の烙印まで押される事に・・・。更に、51話の魔法ゾーンで引いたカードがよりにもよってBBA「治療の神 ディアン・ケト」であった事から更に不名誉な名称・ネタが増えることが予想される。
最近ではネット上や掲示板などでも「ニート」などの言葉で通じてしまっている有様で、彼がアニメ本編やニコニコ動画で登場すると「ニート働け」「仕事しろ」とまで言われる事がある。
(もちろん、こういったネタに不快感を催す人がいる場合もあるので、掲示板では空気を読むのが肝心。)
この通り、Ⅳほどではないもののネタ要素がそれなりに多く、「真面目そうなキャラほど何かをやらかすだろう」という過去のシリーズの前例…特に3人組の中で一番まともそうだったリーダー格がデュエルで弾けた実例があるため、いずれやってくるうであろう彼のデュエル回では弾けに弾けて「俺以上にえげつない」要素の全貌を見せ付けた結果、Ⅳ以上に視聴者たちを驚愕させる可能性も高いが。
・・・と思われたが、第56話をもって表舞台から退場、Ⅲに続いて自宅へ戻ると、そのままⅢと共に眠りについてしまった。カイトとのデュエルで「ダイレクト攻撃で普通に勝てたであろうところをわざわざ、銀河眼の光子竜ごと倒してカイトの心までもを完全に折ろうとした」といったところが「えげつない」と言われる所以と言えなくもないだろうか。それどころか、56話における退場時の台詞からすると弾けるどころか終始シリアスなキャラクターとしてさっぱりまとまった感があるので、上記のような例を期待した視聴者とまともなイメージを求める視聴者とで様々に意見や感想が分かれているようである。
えげつないのは一家の金食い虫としてだろうって?だからそれは禁句だと・・・
要するに、彼がイメージ通りのシリアスな人物か中の人同様「残念なイケメン」と映るかは、視聴者次第と言えるだろう。もっとも、先に退場したⅢと同様で再度出番が用意されている可能性も否定できないのだが。
(もし奥平風也と同じようにいずれ再度出番があれば、そのときに現在の評価はまた変わるのだろうか・・・?)
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/04(土) 03:00
最終更新:2024/05/04(土) 03:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。