インキーマンとは、鈴井貴之のもう一つの姿である。
概要
説明しよう。
「ミスターどうでしょう」こと芸能事務所「CREATIVE OFFICE CUE」会長(当時は代表取締役社長)鈴井貴之はレンタカーでアメリカ横断の旅をすることによりインキーマンへと変身するのだ。
だが変身したことで前日までの威厳が欠片もなくなり、所属タレント(大泉洋)よりも弱い立場へと成り下がってしまう。
そして早朝駐車場で土下座、ホテルのフロントまでのパシられ、大泉との衣装交換といった技が使えるようになるのだ。
解説
『水曜どうでしょう』の海外企画「アメリカ合衆国横断」第7夜で起こった事件。
前提として、サンフランシスコからワシントンD.C.へと大陸を横断するという目的の途上、第6夜までの時点で日程を半分以上消化したにも拘らず、一行は未だに中間地点以前のオクラホマ州クリントンに滞在していた、という事実がある。そのため鈴井は遅れを一気に取り戻すべく、1日で1200km以上を走るという目標を立て、実際に午前中5時間ハンドルを握り450kmを走破するという働きを見せた。
しかし、そこまで頑張った彼を尻目に藤村Dの入れ知恵で大泉が温泉地に寄り道したことで、その日の目的地への到達は絶望的になってしまう。加えて、もともと日程の遅れは一行を起こすはずの大泉達が寝坊したり、テレビ用のおふざけ(大泉のゴージャスな衣装)に時間を割いたりといったものであったため、いよいよ鈴井のイライラも強くなり、車内はピリピリとしたムードになってしまった(いわゆる、怒ったときの本当に怖い鈴井社長)。一応、半ば藤村Dが責任を取るような感じで残りは目的地まで走行した。
そして、翌日は朝5時半に出発すると決め、一行はそのまま眠りにつき、翌朝は大泉も寝坊せずに皆を起こし、4人ともしっかりと出発準備を完了した。
しかし、鈴井はここでインキー=車内にキーを閉じ込めるという大失態を犯す。
遅れを取り戻そうと必死になり、さらには周囲にも厳しい態度をとっていた鈴井自ら致命的なミスをやらかすという事態に一行は沸き立った。結果、ロードサービスを呼んだりといった後始末で都合2時間は遅れることになってしまった。
しかも、これだけならまだしも、直後に鈴井は何と部屋のキーまで閉じ込めていた事が発覚。
「あんた先に出てったじゃないの」「オートロックだって知ってんだろ」「イン・キーにイン・キーか、死ぬ気か」などと散々な罵りを受け、フロントまでパシられることになった。
以降、出発後の車内で何事も無かったかのようなトークをしたり、動揺の末大泉の衣装にケチをつけて逆襲されたりとブレまくりの振る舞いを重ねた末、とうとう鈴井の威厳が完全に崩壊。
大泉と同様に衣装を買い込んだり、「なんだったらまたイン・キーやって時間稼ぐから」と開き直ったりと、壊れた状態でゴールまで過ごすことになってしまった。
オーストラリア縦断の旅で出発前にうっかりネタバレしたり、絵はがきの旅2で札幌時計台を引き当てたりと、「地味ながらも致命的なミス(本人談)」が多い中でも、特に大きなミスとして、鈴井を語る上では欠かせないエピソードとなっている。
ちなみに後に鈴井はこの事件について、「本当に大変な事件だった」と回想している。
関連動画
2位→1位→6位→5位の順で見るとミスターの壊れっぷりがわかる、
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