ジェイミー・モイヤー(Jamie Moyer)とは、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手(投手)。
概要
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1984年にシカゴ・カブスからドラフト6巡目で指名され入団。87年メジャー昇格し、88年には12勝をあげるなどローテとして活躍。
しかしその後は思ったような活躍をすることができず、数球団を渡り歩くことになる。ボルティモア・オリオールズ時代に13勝をマークし復活したかに見えたが、長くは続かず96年途中にシアトル・マリナーズに移籍。
マリナーズに移籍してから彼の快進撃は始まった。2001年(イチローが加入し、佐々木主浩がクローザー、チームで116勝した伝説の年)の20勝、2003年の21勝に代表されるように在籍11年中10年2桁勝利。マリナーズ時代だけで155勝をマークしている。まさにマリナーズ黄金時代のローテーションであった。この21勝が彼のシーズン記録であるが、この時彼は既に40歳であった。
その後フィラデルフィア・フィリーズに移籍。44歳で14勝、45歳で16勝、47歳でMLB最年長完封を達成するなど衰え知らずであった。が、その47歳のシーズンで契約が切れ、ウィンターリーグで就職活動をするも左ひじに大怪我を負ってしまう。トミー・ジョン手術を受け、リハビリで48歳ではシーズンを棒に振るった。
そして49歳のシーズン、ロッキーズがマイナー契約で拾うとあれよあれよで開幕ローテに残り、ついにメジャー記録である49歳74日の勝利を塗り替えた(49歳151日、7回2失点自責0)。しかし6月1日に放出されると、その後はオリオールズ、ブルージェイズのマイナーを転々とし、FAとなった。
2013年、ナックルボーラーとしての復活が可能であるか、チャーリー・ハフとティム・ウェイクフィールドへ相談し一夏かけて挑戦。
しかし、結局復帰を断念し、引退することを10月2日放送のラジオ番組のインタビューで答えている。
引退後、2014年にフィリーズ戦の中継におけるスポーツコメンテーターに就任。かつて中日ドラゴンズに在籍したマット・ステアーズとともに場内中継等を担当した。家族と過ごす時間を大切にするため、2014年限りであることを表明している。
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関連項目
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