ブルーローズセン(Blue Rose Cen)とは、2020年生まれのアイルランド生産・フランス調教の競走馬である。
概要
父Churchill、母Queen Blossom、母の父Jeremyという血統。父は英愛2000ギニーなどG1・4勝を挙げた名馬で、本馬は2年目の産駒である。母は未出走馬。母の父は英G2の優勝馬。
本馬の生産所有者は共にYeguada Centurion Slu(イェグアーダ・セントゥリオン)とある。代表者はスペインを拠点とする世界的大手ピザチェーン・テレピッツァ(Telepizza)の創業者、レオポルド・フェルナンデス・プハルスであり、2018年から競馬界に参入した新興勢力である。
2020年1月27日に産まれ、フランスのクリストファー・ヘッド厩舎に預けられた。
2歳(2022年)
5月初旬シャンティイ競馬場の未勝利戦でオーレリアン・ルメートルを背にデビューして6着。続く6月下旬にサンクルー競馬場の未勝利戦で初勝利を挙げた。
7月下旬にクレールフォンテーヌ競馬場の条件戦に出走して勝利。その後はエレバージュ賞(L)に出走して2着に敗れるも、オマール賞(G3)を勝利してグループ競走初制覇を果たした。
そして凱旋門賞ウィークエンドのマルセル・ブサック賞(G1)に2番人気で出走。3番手で競馬を進め、直線で内を通って残り300mで先頭に立つ。そこからは独走状態となり、2着に5馬身差を付ける圧勝でG1初制覇を果たした。
3歳(2023年)
3歳初戦は4月中旬のグロット賞(G3)から始動。後発馬がハナを切って逃げ、直線に入ってからは後続との差を広げて1馬身半差で快勝した。
フランス牝馬クラシック第一冠目であるプール・デッセ・デ・プーリッシュ(G1)にはマイル戦での好成績が評価されて1番人気で出走。最内枠から3番手を確保して競馬を進め、直線半ばで逃げ馬捉えて先頭に立つと後続との差を付けて2着に1馬身3/4差で快勝。G1・2勝、グループ競走4連勝でクラシック制覇を飾った。
続いて牝馬クラシック二冠目であるディアヌ賞(G1)に出走。ここではサンタラリ賞を3連勝で制したJannah Roseが1番人気となり、ブルーローズセンは距離延長が不安視されて2番人気となった。
レースは最内枠から発馬を決めて3番手を追走。直線に入って追い出されると後方で伸びあぐねているJannah Roseを尻目に残り400mに立ち、そこから更に後続を突き放して4馬身差の圧勝。距離延長を全く問題にせずにフランス牝馬クラシック二冠を達成した。
次走はイギリスに遠征し、古馬相手のナッソーステークス(G1)となった。1歳上のディアヌ賞勝ち馬Nashwaを上回って1番人気に推されたレースだったが、6頭立ての3番手インでレースを進めたものの直線を向いて内を突こうとしたところで前が塞がり、最後までこのロスを巻き返すことが出来ず、勝ったAl Husnから1馬身1/4差の4着に敗退した。
血統表
Churchill 2014 鹿毛 |
Galileo 1998 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer |
Fairy Bridge | |||
Urban Sea | Miswaki | ||
Allegretta | |||
Meow 2008 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
Airwave | Air Express | ||
Kangra Valley | |||
Queen Blossom 2013 鹿毛 FNo.9-a |
Jeremy 2003 黒鹿毛 |
Danehill Dancer | *デインヒル |
Mira Adonde | |||
*グリントインハーアイ | *アラジ | ||
*ウインドインハーヘア | |||
Mark of an Angel 2006 栗毛 |
Mark of Esteem | Darshaan | |
Homage | |||
Dream Time | Rainbow Quest | ||
Grey Angel |
クロス:Northern Dancer 4×4×5(15.63%)、Blushing Groom 5×5(6.25%)
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関連項目
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