振藤単語

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振藤とは、めざせ本塁打王!？投手でマイライフで出てくる『投手』である。

概要

2005年高校生ドラフト6順目で広島東洋カープに入団。
連投をも苦としない回復力と、2種類の変化球（Sスライダー、チェンジアップ）が持ち味の将来が期待される投手・・・
のはずなのだが、入団時から高卒投手とは思えない打力（弾道4、パワー140）を持ち合わせており、さらに本人も
「本塁打王を目指してみる」
と投手とは思えないようなセリフを言っている。

実際本塁打を打つのも打たれるのも得意であり、視聴者からは同僚の石原慶幸（飛ぶキャッチャー）になぞらえて「飛ぶピッチャー」と呼ばれることもよくある。

ルーキーイヤーの2005年はリリーフとして起用される。
投手としての結果は思うように残せなかったが、少ない打席ながらプロ初本塁打を含む２ホーマーをマーク。大器の片鱗を見せつけた。
なお、アレックス・ラミレスに完全にカモにされ、彼のシーズン本塁打記録更新を手助けする形になった。

2006年は防御率5点台ながら先発ローテに完全に定着。
本塁打も21本と、投打にわたり活躍した。
11勝しても12敗する投手はいらない

2007年は更に躍進し、17勝を挙げる。しかし最多勝はとれなかった。
シーズンオフに謎の人物に「やめる？」と聞かれたが、続投を志願した。

2008年は中三日登板でフル回転し、序盤から同僚のヴィンセントとともに激しい本塁打王争いを展開。
最終的に、シーズン終盤に振藤が怪我で離脱したヴィンセントを押しのけ、プロ4年目にして念願の本塁打王を受賞。
なお、シーズン57本塁打は2005年に振藤自身が辛酸を舐めさせられたアレックス・ラミレスに並ぶシーズン最多タイ記録。 
また、33勝5敗、投球回322.2というまるで1人だけ投手分業制確立以前にいるのかと思える位圧倒的な成績を残し
ＭＶＰ、最多勝、最優秀勝率、ベストナインを受賞。
しかし防御率は相変わらずだったので沢村賞は光原逸裕に持って行かれた。仕方ないね。
また，シーズン被安打数の2リーグ制以前の記録を大幅に塗り替え、違う意味でも球史に名を残した。

更にこの年、カープは95勝49敗2分、勝率.659で2位に18ゲーム差をつけ圧倒的な成績で優勝した。初年度の悪夢がウソのようである。
その中でも振藤は勝ち数の1/3、本塁打数の1/5を占めている。
初期は「野手で指名した方が…」と言う意見が多く見られたが、この年カープで規定投球回に到達していたのは振藤1人だけなので、もし振藤が野手だったならカープは優勝していなかっただろう。

成績 

投手成績

 

年	防御率	登板	勝利	敗戦	Ｓ	Ｈ	ＨＰ	勝率	投球回	奪三振	四死球	被安打	被本塁打	暴投	失点	自責点
2005	11.9	57	3	7	1	11	14	.300	59　1/3	24	11	151	20	2	79	79
2006	5.19	41	11	12	2	1	4	.478	182	124	17	251	43	2	110	105
2007	4.10	33	17	8	0	0	1	.680	228　1/3	169	9	300	41	0	108	104
2008	4.38	44	33	5	0	0	0	.868	322　2/3	242	5	438	69	0	159	157
通算	5.05	175	64	32	0	0	0	.667	792　1/3	559	42	1140	173	4	456	445

野手成績

年	打率	試合	打数	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	得点	三振	出塁率
2005	.308	57	13	4	0	0	2	4	2	0	.308
2006	.431	41	65	28	0	0	21	47	22	3	.424
2007	.494	33	85	42	2	0	25	52	30	8	.488
2008	.563	44	128	72	5	0	57	114	61	7	.558
通算	.502	175	291	146	7	0	105	217	115	18	.497

 青字はタイトル獲得、赤字はワースト記録。

 

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