枕投げとは、修学旅行の定番であり、教師の目を盗んで行われる知られざる戦いである。
概要
呼んで字の如く、枕を複数人で投げ合う遊戯。適当な部屋の広さと、適当な枕の数があれば実行可能。
雪合戦と似たような感じで、「枕合戦」とも呼ばれる事がある。
枕投げの発祥については現在も明確なルーツは判明していないのだが、物を投げ合って遊ぶという催しはかなり古くから存在した。1950年代には既に枕投げが修学旅行の定番行事として定着していたとも言われている。
ちなみに枕投げとは少し異なるが、枕で殴りあう・叩き合う場合は「枕叩き」「ピローファイト」と呼ばれる。簡単に言えば枕を剣に見立てたフェンシングのようなスポーツで、こちらは世界的に認知されており、公式なルールも存在する。
まあ何だ、枕投げで体力を使い果たした結果、肝心の旅行がパーになった、などという事が無いように注意しよう。
ルール
先述のピローファイトと違い枕投げには公式団体や公式ルールなどが存在しないので、専ら参加者同士でローカルルールを追加・適用する事になる。以下に、代表的(と思われる)ルール・ローカルルールを記述する。
下記以外にもあれば、どんどん追加していってください。
- 消灯時間=開幕の合図。
- 参加者が2つのチームに分かれて行われる事もあれば、自分以外全て敵といういわゆるバトルロイヤル状態で枕投げが展開される事もある。大まかなルールは、このどちらが適用される。ただし後者の場合、大人数で一人を攻撃・袋叩きにするというイジメ展開が危ぶまれるので注意が必要。
- 自分の布団を「陣地」と定め、そこから出てはならないとする場合が多い。布団ではなくベッドの場合は「島」とも呼ぶ。この場合、自らの陣地から手が届く範囲の枕を拾って投げ合うルールとなる。勿論、陣地から外へ出たら反則である。
- 上記の場合、どの陣地からも拾えない所へ枕が落ちた場合に備え1人が中立・審判として存在し、枕が遠くへ落ちた場合にそれを拾いに行く事もある。ついでに教師の見回りに対する見張りも行う。
- 逆に、1つの枕をラグビーボールに見立ててラグビーのルールそのままに競いあう事もある。通称「マクラグビー」とも。
- 当然ながら、扉や窓は閉めておく。投げた枕が部屋の外にいる人に命中してしまったら、枕投げどころではない。
- 日本旅館などでふすまや障子がある部屋の場合は、破らないように予め取り外しておくのが望ましい。無理なら、ふすまや障子が無い方向へ枕を投げられるようにするしかない。修理・弁償なんて嫌ですから。
- 言うまでも無いルールであるが、部屋の置物や蛍光灯に枕をぶつけて壊さないように。
- おいテメエ!何座布団を盾に使ってんだよ!そんなルールいつ決めたよ!
- お前これ枕じゃなくカバンだろうが!!ペットボトルとか瓶なんてモンまで手当たり次第投げんじゃねぇよお前ら!!
- いってぇなコラ!!誰だよ枕の中に広辞苑なんて詰めた奴!!殺す気かこの野郎!!!
- 「おい何騒いでるんだ!!」「「「 やッべ先生だ!!先生来た!! 」」」(競技終了)
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関連項目
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