粂野匡近単語

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クメノマサチカ
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お前に自分の人生を諦めてほしくないんだよ」

粂野匡近とは「鬼滅の刃」の登場人物である。

そして同時に、不死川実弥にとってかけがえのない人物の一人でもある。

概要

ネタバレ閲覧の権を他人に握らせるな!!
この項は、ネタバレ成分を、特に小説鬼滅の刃 しるべ」に関するものを多く含んでいます。
閲覧の際は自己責任猪突猛進!!猪突猛進!!

顔に深く刻まれた傷跡を二つ持つが、それ以上に少年そのものな明るい笑顔が印に残る殺隊隊士。最終的な階級は「甲(きのえ)」。実弥が単独でを狩っていた頃に出会い、彼に育手を紹介する形で殺隊に誘う。

マンガ本編では、実弥回想という形でそれからの末まで軽く触れられる程度であったが、その詳細が明らかになったのは小説鬼滅の刃 しるべ」にて。

性格は、その人懐っこい笑顔そのままの底抜けに明るく、善性の塊としか思えない人物。その上、に対してもし気に接することもしばしば。そうした行状のためか、に対する憎悪などとは縁という第一印を抱くに違いない。実際、実弥もやたらとれしく話しかけたり、何かにつけて兄弟を吹かせる近に対して悪印が強まるばかりであった。簡単に言えば、との立ち位置を逆転もしくは対等にするとこんな感じになる、といったところ。
とはいえ、彼とて殺隊の一員。その単純そうな笑顔が時として哀しみを帯びた陰のあるものになったり(実弥の印だと“笑っているのに、なぜかの前の男が泣いているような気がした原文ママ)”らしい)、またの非に対してしい怒りを見せることもあり、断じてそれだけの男ではないことも確か。

鬼殺の剣士としての彼の実は、実弥同様の呼吸の使い手で彼との手合わせで207戦159勝42敗6引き分け圧勝実弥がね。何にしても、実弥とタメをれるだけの実の持ちであることは確か。ちなみに、カブト虫相撲では事勝ち越している。兄弟子の威厳ェ・・・・・・。前述のように気そうな性格でありながら、冷静かつ判断に優れており、滅多なことでは情にまれるようなことはない(仮にそうなったとしても、少なくとも作中ではを見失うような愚挙は犯していない)。その人当たりの良い性格も情報収集をする上でも十分に有益に働いているため、調にも長けている。
以上のように殺隊の一員として優秀な部類に入ることは間違いない。

ともあれ、以降もお節介を焼く近にされてきたのか、実弥も段々と彼に気を許すようになり、いつの間にか苗字ではなく下の名前で呼ぶようになった(当の呼ばれた本人はあまりにびっくりしすぎたものの、やっぱり嬉しそうに笑ったそうな)。以降、彼と共にいる時間に安らぎを覚えると共に、その実に信を置くようにもなった。
なお、実弥近を疎んでいた頃より、なおかつその近から一方的にではあるものの、二人にはどちらが先に柱になるかという競争をしている。ちなみに、負けた方がを奢ることに。結果は知っての通り、実弥柱となっている。

だが、その競争の決着の形は実弥の最も望まぬ形で着いてしまったのだった。

貴様の下らぬネタバレ閲覧を至上のものとして他人に強要するな
ここから下は小説の結末に関するネタバレ成分を多く含んでいます。
閲覧の際は自己責任猪突猛進をこの胸に!!














この世で一番やさしい笑顔

実弥近にが下され、二人による共同任務となった。
その内容とは、とある人の屋敷にて子供が消える事件が発生していた。しかも、調に赴いた隊員までもが不可解な形で行方不明となってしまっている。
そうして、件の屋敷に赴いた実弥近だったがく間に実弥が消えてしまうという形で分断されてしまう。残された近は賢明な調を行った結果、事の相に辿り着く。
そして、この隠しの仕掛人である下弦の壱の術を破り、実弥と合流。その下劣な本性に怒りを露にしつつも、実弥と連携を取りこの悍ましくも恐るべき悪に挑む。十二鬼月の一だけあり苦戦を強いられながらも、二人でを合わせた末にいよいよ近の手で悪鬼滅殺が成される。

ーーーそのはずだった。

だが、によって囚われその支配下に置かれてしまった一人の少女ったことで状況は一変。の魔手から子供を守るべく、近はその身をとする。
実弥によって討たれたものの、近の命は尽きようとしていた。そんな中にあっても、彼は自身が守った少女を、そして何よりも実弥を案じながらその息を引き取った。

こうして、下弦の壱の討伐は実弥慟哭によって幕を下ろした。

それから、柱となった実弥はその情を産屋敷耀哉に向けるも、返ってきたのは謝罪の言葉と亡きを思わせる優しい眼差し、そして近の遺書であった。その後にはによるありがたいお叱りの言葉を賜りました。あとついでに冨岡さんの視線そこに記されていたのは、それまで知らなかった近の顔であった。

近のの前でに殺されてしまったこと。

そのことを両から責められることはなかったものの、それを許せず自分自身を責め続けたこと。

泣いて止める母親を振り切って殺隊へと入隊したこと。

そして、実弥の姿を亡きに重ねていたこと。

そんな悲壮な人生を歩み凄絶な怒りを秘めながらも、確かな優しさと本当の強さを持っていた友。その墓前にて自身の殺隊に入ったことを伝える実弥。彼ならばそれを受け入れられない自分を窘めるだろうこと。それでも、自分には拒絶し遠ざける以外にを守る術を知らないこと。そんな胸の内を明かした実弥は、再び悪鬼滅殺の戦いに明け暮れる日々に戻っていった・・・・・・。

関連項目

亡き友を思う言葉を持つが揺れる。
ただ、だけが吹いていたーーー。

ーーー「鬼滅の刃 しるべ」より

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