Motley Crue(モトリー・クルー)とは、アメリカ合衆国ロサンゼルス出身のハードロック・ヘヴィメタルバンドである。
なお、本来の表記は "Mötley Crüe" とウムラウトついた文字を使用しているが、検索等の都合上本稿では通常の英文字で表記する。
概要
スラッシュメタルと対極に位置する「LAメタル」と称されるもので、ケバい衣装と明るいメロディ、能天気な歌詞とハードなリフを特徴とする。ロックの命題である「セックス・ドラッグ・ロックンロール」を地で行っていたバンドである。
明るい曲調が持ち味のバンドではあるが、セルフタイトル・アルバム「Motley Crue」でのように、ダークでオルタナティブな曲もそつなく作って見せる。(セールスはこけたが、高く評価するものも多い。)
メンバー
基本的にはこの4人。途中メンバーが変わったりもした。ライブではミニスカポリスやナースにコスプレしたセクシーな姉ちゃん二人もコーラスに入る。
- ヴィンス・ニール(Vo.)
金髪で長髪のボーカリスト。
昔は白塗りをしていたが近年はライブでもメイクはしない。
キンキンしたハイトーンボーカルが特徴である。
趣味であるF-1に熱を上げすぎたために一度バンドを追い出されたことがある。
戻ってきたあとは、後任ボーカルの誰かさんが余計な事をしたせいで、ギターも弾かなければならなくなった。 - ミック・マーズ(Gu.)
黒づくめの怪しいファッションに、長い黒髪と、全体的に凄く怪しいルックスのギタリスト。通称「魔王」。
ライブでは黒い口紅や、日本の「ヴィジュアル系」を連想させるようなメイクをする。
もともとほとんどしゃべらないためもあってか、バンド内で一番地味だが、実質裏でバンドの実権を持つのは彼であり、曲もほとんど彼のリフを中心に作られている。
ヘヴィなリフをポップなメロディに落とし込むセンスに定評があり、モトリ-・クルーの音楽性がへヴィでありながらポップなセンスを持ち合わせているのも彼の力によるところが非常に大きい。
また先述の無口さと自己主張をしないせいもあり、バンド内では格好の標的になり、長いこと陰湿ないじめを他のメンバーから受けていた。
ブルースを基調としたスタイルで、アーミングを豪快に使いながらプレイする。
長門とか言わない。 - ニッキー・シックス(Ba.)
バンドのリーダー。
ツンツンに暴れた黒髪とド派手な衣装が特徴。
ライブでは猫の髭のようなメイクをする。
独特の歌詞作りに定評があり、作曲力もかなり高い。
若いころはドラッグ大好き男であり、とくにヘロインやコカインを毎日すごく大量に摂取していた。
昔ドラッグのやり過ぎで心肺停止したことがあり、その事件は、車のエンジンとかけた歌「キックスタート・マイハート」の歌詞のネタになった。自分の死すら笑いごとにしてしまう男である。
SIXX: A.M.というプロジェクトもやっている。 - トミー・リー(Ds.)
バンド内でいちばんオシャレなメンバー。ニッキーと並んでイケメン担当。
ライブでは昔は白塗りメイクだったが、近年は「ダーク・ナイト」のジョーカーを連想させるようなピエロメイクになっている。ニッキーとともにドラッグ仲間であり、アルコールといろんな種類のドラッグをチャンポンする危険なドラッグ遊びをやっていたが、幸運にもニッキーのように死を見るハメにはならなかったようである。
手数を増やすスタイルが流行していた中、のちのヘヴィロック勢に多大な影響を与える一撃入魂タイプのパワフルなドラムが特徴。 - 行方不明になったりする。
最近はバスドラムが巨大化し、24~29インチが主流のご時世で40インチのものを使用する。
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関連項目
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