V・HERO アドレイションとは、漫画「遊☆戯☆王GX」に登場するカードである。
概要
エド・フェニックスの使用するV・HERO融合体の1つ。自分フィールド上に存在する自身を除くV・HERO1体の攻守分、相手モンスター1体の攻守を下げる効果を持つ。
初登場はVS十代戦。
魔法カード「幻影融合」で、魔法・罠ゾーンの「V・HERO マルティプリ・ガイ」と「V・HERO ミニマム・レイ」を融合素材として融合召喚された。
十代の「M・HERO ヴェイパー」の攻守を、「V・HERO ウィッチ・レイド」の攻守(攻2700・守1900)分ダウンさせた。その後、ヴェイパーに攻撃してフィニッシャーとなった。
その後、VS吹雪戦でも登場。
同じく「幻影融合」で魔法・罠ゾーンのミニマム・レイと「V・HERO インクリース」を融合素材として融合召喚される。
直後に召喚されたマルティプリ・ガイの攻守(攻800・守700)分、吹雪の「バーチャル・スフィア」の攻守をダウンさせ、「バーチャル・スフィア」を戦闘破壊した。
その後、吹雪の「The アトモスフィア」の効果でアトモスフィアに装備された。
VSトラゴエディア戦では、デュエルの経過が省略されているので詳細は分からないが、「The supremacy SUN」に戦闘破壊されていることが確認できる。
攻撃名は「アンビション・サンクションズ」。
攻撃する相手の場に光の柱のようなものを出現させてダメージを与えるようである。
イラストの構図はどことなく「E・HERO The シャイニング」に似ている。
アドレイション(adoration)は英語で「崇拝、崇敬」を意味する。
OCG版
「PREMIUM PACK 13」(ジャンプフェスタ2011【2010年12月28日~29日】で先行販売、一般販売日は2011年3月12日)でOCGに登場。
融合・効果モンスター
※「DIMENSION BOX LIMITED EDITION」収録のカード(DBLE-JP044)による
星8/闇属性/戦士族/ATK 2800/DEF 2100
「HERO」モンスター×2
(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体と、
このカード以外の自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、
その自分のモンスターの攻撃力分ダウンする。
OCGにV・HEROがほとんど存在しないため、素材と攻守ダウン効果の指定がHERO全般となっている。また、攻守ダウンの効果は、選択した自分モンスターの攻撃力分相手の攻撃力を、守備力分相手の守備力をダウンさせる効果であったのが、攻守どちらも自分モンスターの攻撃力分ダウンさせるように変更された。
素材の指定は「HERO」2体と、非常に緩いので融合召喚は容易。【E・HERO】デッキであれば「融合」と適当なHEROを2体で融合召喚できる。「E-エマージェンシーコール」や「E・HERO エアーマン」をはじめ、優秀なサーチカードを擁するので素材は簡単にそろうだろう。しかし、E・HEROではないので、「ミラクル・フュージョン」など、E・HERO関連のサポートは受けられない点に注意が必要。素材をそろえるのは簡単だが、それを融合する手段が少ない。
「Dragoon D-END」の融合召喚を狙うタイプの【D-HERO】デッキでは、D-ENDの融合素材が揃わない場合に適当なHEROでこのカードが融合でき、事故率を軽減できる。
「HERO」モンスターではあるので、「マスク・チェンジ」などでM・HEROを特殊召喚することが可能。レベル8なので「フォーム・チェンジ」にも対応する。
効果は単体では意味を成さず、その点では単体で活躍できる「E・HERO Great TORNADO」などに劣る。
しかし、フィールドに攻撃力の高い別のHEROがいる場合、大幅な攻撃力の減少が望めるほか、複数ターンに渡って発動できる可能性がある点では優れている。
「E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン」と組めば、シャイニング・フレア・ウィングマンのダメージ効果とあわせてかなりの大ダメージを与えられる。
単体では機能しない安定性の低さ、E・HEROではないゆえのサポートの少なさ(特に「ミラクル・フュージョン」が使えないのが大きい)から、少々扱いにくいカードではあるが、「融合」や「フュージョン・ゲート」を採用するタイプの【E・HERO】デッキであれば、無理なく融合召喚を狙えるので採用の余地もあるだろう。
ちなみに、E・HERO融合体と違い、蘇生制限を満たせば(融合召喚を成功させれば)、墓地からの特殊召喚が可能。蘇生系のカードを使用する場合の候補として覚えておこう。
「未来融合-フューチャー・フュージョン」でこのカードを融合先に指定することでデッキから好きなHEROを2体、墓地に送ることができる。現在は未来融合のエラッタによりこの用途では使いづらい。
この使い方であれば、「V・HERO トリニティー」の方が3枚墓地に送れるが、HEROの枚数が少ないデッキではこちらを優先できる(デッキのHEROが2体しかいないとき、トリニティーではそれらを墓地へ送れない)。
2014年7月10日のルール改訂で、「エンドフェイズ時」を「ターン終了時」に読み替えることになった1枚。
これまでエンドフェイズ時にダウンした攻撃力を元に戻す処理を行っていたものが、エンドフェイズ中は攻撃力を戻さず、次のターン開始時には元に戻っているようになった。
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関連項目
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