iRacingとは、21世紀に人類の前に現れた究極のPC専用モータースポーツシミュレーターである。
概要
NASCAR Racing 2003やGrand Prix Legendsで知られる元Papyrusの共同設立者Dave Kaemmerと、大リーグのボストン・レッドソックスやプレミアリーグのリバプールのオーナーで米NASCAR Roush Fenway Racingの共同オーナーでもあるJohn Henryによって、iRacing.comが2004年9月に設立。それから4年後の2008年8月末正式にサービス開始。
特徴
所謂レースシムとして日本国内で最も有名であり、ドレスアップやチューニング等の一般的カーライフも疑似体験できるグランツーリスモ等に対し、極めてストイックにモータースポーツを再現している。具体例を挙げればキリがないが、主だった例を以下に記す。
走行中は常にコクピット視点であり、チェイスビュー等はリプレイでしか見られない。
直近のタイヤの摩耗や発熱はピットやガレージに戻って初めて見ることができ、走行中のタイヤマネジメントはコントローラーの感覚だけが頼りである。
一つのレースで同時に走行できるのは全クラス含めて8車種(2022年6月10日時点)。
以下にも書くが基本的に実名登録なので、ハンドルネームでレースを疑似的に楽しみたいという人には非常に敷居が高い。これは現実のプロドライバーも実名でレースに参戦している事を意味しており、贔屓の選手を追いかけて、同じレースを走った時の感動は当事者にしか分からないだろう。
流石NASCAR公式ソフトに携わった人が興しただけあって、オーバルレースの再現度は他に並ぶものがない。
入会方法
iRacing公式サイト若しくはSteamにて入会手続きを行う。料金は1年契約で110$。後で運営に理由を述べることで偽名に変えてもらうこともできるが、原則登録クレジットカードに沿った実名登録なので、レース中は自分の本名が世界中に晒されることとなる。
追加コンテンツ
入会後は一部のマシン、コースのみ使用でき、より上位のレースに出る為にはコンテンツの追加購入が必要となる。基本的にマシン、サーキット(小)は11.95$、サーキット(大)は14.95$。割引制度があり3点同時購入で10%引き、6点同時購入で15%引き、40点購入後は20%引き、全点同時購入で30%引き(「100%クラブ」と言われる)。日本人としては昨今の円安で1点購入だけでも躊躇いそうだが、その分解放後のコンテンツのリアルさに感動させられる。
ライセンスクラスとレーティング
オーバル、ロード、ダートオーバル、ダートロードという基本種目にそれぞれルーキー及びA~Dのライセンスクラスが設けられる。一度D以上に上がると、ルーキーに戻ることはない。
セーフティレーティング(以下S.R.)は0.00~4.99の数値でドライバーの安全性を示す。レース若しくはタイムトライアルで4回以上結果を残し、シーズン終了時点で3.00以上、シーズン途中で4.00以上に上げることでライセンスクラスが上がる。逆にシーズン終了時点で2.00未満、シーズン途中で1.00未満に下げることでライセンスクラスが下がる。
S.R.の上下はレース及びタイムトライアル毎に、主にコーナーの通過数とインシデントと言われる反則点、ウォームアップ、予選、決勝といったセッションによる係数を掛け合わせた複雑な計算で決まる。
iRating及びttRatingはそれぞれレース及びタイムトライアルでの結果に応じて上下する数値である。
各選手のS.R.、iRating及びttRatingの上下はレース及びタイムトライアルの結果が出て初めて判明する。
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関連項目
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