※本記事ではゲーム『Undertale』の登場キャラクター「Papyrus」について説明しています。その他の「papyrus」については「パピルス」の記事を参照してください。
Papyrus(パピルス)とは、Toby Fox(トビー・フォックス)氏が開発したインディーズゲーム『Undertale』に登場するキャラクターである。骸骨のようなモンスターで、本作のボスキャラクターの一人。
名前の由来は同名の文字フォントから。Papyrusの台詞は全てそのフォントで記入されている。
英語では「papyrus」という単語は一般的には「パパイラス」と発音される。そのため英語圏の『Undertale』ファンが声に出して呼ぶときには「パパイラス」と呼ばれる事が多いようだ。しかし日本語では単語「papyrus」が意味する古代の紙のことを普通「パピルス」と呼ぶためか、『Undertale』の公式日本語版でも本キャラクターの名は「パピルス」と表記されている。
ネタバレ注意。Undertale未プレイかつこれからプレイしようと考えている人は引き返す事を推奨する。
概要
Snowdin Forest(スノウディンの森)にて出会う事になる骸骨型モンスター。Sansの弟で、Asgore直属の近衛騎士団であるRoyal Guardになる事を夢見ており、そのために地下世界に落ちて来た人間である主人公を捕まえようと意気込んでいる。
口癖(というか笑い方)はNyeh Heh Heh Heh Heh・・・(ニェーッヘッヘッヘッヘッ)。最後にヘッ!と強く笑う時もある。
Snowdinの町にある二階建ての家にSansと二人で暮らしている。二人が来てからSnowdinも賑やかになったらしい。
外見
兄であるSansに比べて長身で細身(骸骨だが)。手足が長い。常ににやけているような表情をしている。
いつもは胸囲のみの白色の服・白い肩当・黒色のアンダーシャツ・青いブリーフ状のパンツ・赤いマフラー・赤いブーツ・赤い手袋という服装で、本人はこれを「Battle Body」と呼んでいる。元々は数か月前の仮装パーティ時に着ていった服装だが、本人がコレを気に入って、以降着続けている(シャワーを浴びる時も来たまま浴びるらしい)。また、Papyrusデート時に着てくる胸に「Cool Dude」という文字が入ったデート用服やAlphysデートイベントで着てくる「Jog Boy」という文字が入った服と、やけに服装の種類が豊富。
性格
極度の自信家かつ子供っぽいが、とても優しく友好的。Sans曰く「クールだろ?」。どこまでもお人好しで底なしに明るくお気楽で超絶プラス思考の持ち主。どんな暴言だろうと戦う決心を付けさせるためにワザと言ったと受け取ったり、挙句の果てには言った本人の自虐台詞だと思い込んで立ち直ってしまう。また、捕らえようとした相手に情が移って、最終的に友達関係になったりと、殺戮オーラ漂う悪党であろうと根は善人であると信じ続け改心させようと試みる。
無駄に自信たっぷりだがとても抜けた性格なため、やる事は大抵失敗する。しかしめげる事は決してない。極度のナルシストでもあるが戦闘能力は本物であり、ロイヤルガード隊長のアンダインも「どっちかっつうとかなり強い方だよ!」と評している。しかしその優しさゆえ本気で戦う事が出来ない為、実力を発揮する機会は基本的には無い。
サボリ癖でズボラな性格であるSansと対比になるようにかなりの几帳面。自宅のポストと部屋は常に整理整頓されている。またアンダインとの待ち合わせには毎回遅れずに必ず来てるとの事。
自分とは違って怠惰なSansに、よく口うるさく噛み付いている。ただし、大抵はのらりくらりと交わされて終わる。また、自室に飾られているモノの内容や夜はSansに本を読んでもらわないと寝られないなどから、精神年齢が幼いようにも思える。
決心が強く、Royal Guardになるべく同隊長であるUndyneの家に直談判した時もある。その際はまともに相手にされず家に入れてもらえなかったが、翌朝になるまで家の前で待ち続けており、結果これを見たUndyneが根負けした事で直接指導を受けるようになった。しかし、戦士になるにはあまりにも人が好過ぎる性格であったため(Undyne曰く「笑顔のまま殺されるのがオチ」)Undyneからは訓練と称して料理の手ほどきを教えられている。
そのため料理をするのが好きで、特にスパゲッティを作るのが得意(というかコレしか出てこない)しかし、教える側が料理と称した破壊活動を行っちゃう人であったため、料理の腕前は壊滅的であり、口を付けたネズミは食べるのを放棄し、ゲーム中常に無表情な主人公も思わず渋い顔になってしまうほどのひどい味。Sansも酷いと認めるが、それでもマシになったようで、「今年中には食えるものができるようになる」とのこと。
地下世界版SNSに登録・使用しており、ここでもカオスな様子。戦闘で使う骨はたまに犬に食われる。ルートの進行によっては地下世界の王になる事もある。労働者へ直接呼びかける、貧しいモンスターにスパゲティを振舞うなど、アズゴアと同じく国民と交流を図るタイプの政治を行っており、成果も出ている為、政治家としての才能がある事が伺える。しかしアズゴアには流石に及ばないようで、実力の限界を感じて弱音を吐いてしまっている。
会話では大声で話しているのを表現するためか、全文が大文字で表示される。
戦闘
深い霧が漂う道において、主人公はついにPapyrusと直接対決する事になる。初戦闘では途中からSOULを重力によって落ちるようになる青色にしてくる、ここからが本番である。なお、二回目以降は前振りはカットされ最初からSOULを青にしてくる。
大小さまざまな骨を流して攻撃してくる。また、骨同士の隙間をジャンプして通過しなければならなかったり、動いているとダメージを受ける青い骨(曰く「ブルーアタック」)で攻撃してくる。
あくまでも捕まえるのが目的だからか本人がお人好しなのか、この戦闘でHPが0になる事は無く、HPが1になった時点で戦闘は中断され、Papyrusお手製の牢屋送りになる。ここの木製格子は間隔が広すぎるため簡単に脱獄出来る。牢屋の中には主人公を気遣うメッセージや食事(ただし犬用)が用意されており、papyrusのお人好し感がよく分かる。三回脱獄すると見逃してくれるようになり、戦闘そのものが発生しない。
和解だけでなく倒す事も可能だが、非常に罪悪感溢れる結末なうえにUndyneとSansから激しい恨みを買う事になり憎悪の言葉をぶつけられる。
その後
和解もしくは見逃された場合、選択肢に関係なく友達関係を結ぶ事になり携帯電話にPapyrusのアドレスが追加され道中で電話を掛けられるようになり、電話を掛けた場所毎の会話を楽しめる。Papyrusが帰宅する際の文字通りの浮かれっぷりからどれだけ嬉しいかが分かる。その後、自宅前にいるPapyrusに話しかければデートイベント(戦闘中にナンパするとデート・しなければ遊ぶ、となる)が発生し終始カオスと笑いたっぷりなイベントを楽しめる。
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