ニコニコ大百科

忘れちゃいけないのは士郎自身も当事者であるということかな
あそこは言峰からしても実質士郎自身への救済に関しての甘言だから突っぱねられた部分が大きいだろうね

あの子たちに関しては終始死んではいないだけで生きてるとは言えない死者扱いだってのもあるが…
士郎自身答えを出した後何も言わず静かになったのが悲しかったと考えてるし絶対に正しい意見とは思ってないね
ただ…恨み言一つもなく静かになったのが当事者たちの答えの一つとも言えるだろうね…
悪く言えば士郎のわがままとも言えるとは思うよあれ俺は泣いたけどねその選択に

そもそも「生きた当事者などいない(当事者はその災害で亡くなった人である)」以上は、
生きてる人間が勝手に死者の言葉を都合よく想像してるにすぎないからな。死者はもうなにも言えないし言わない。その権利すら失っている。なのに生き残った人間は勝手に目をそらして、自分に都合よくその事の意味を軽く見てしまう。

あとそもそも前提条件というなら「何やら都合よく願いを叶えてくれる、なんてことがこの世にそもそも存在するわけないじゃないですか。悪党が悪意をもって吐いた甘っちょろい嘘に騙されてないでちゃんと現実見てくださいよ現実。世の中なめてんのかお前」という厳しい叱責が大前提なので……。

超越者的な目線なのはそうなんだけど、でもきのこは現実でも人間はこれくらいできなきゃ駄目だろ、費やしてきた過去に対して申し訳が立たないだろ、って思ってそう。

きのこからは「人のふりをしてるロボット」みたいな言われ方してたけど
ぶっちゃけ1人生き残ってしまったサバイバーズギルトからのメサイアコンプレックスって別にそんな人間じゃないと言われるような設定じゃないよな
別に探せばいるレベル

そもそも触れ込み程は強迫観念や自罰思想に支配されてるようには見えないんだよな
人並みには不必要な我欲を出すし、物事に対して楽しさや喜びといったポジティブな感情をしっかり見出しもする
料理なんかが最たる例で、アレは「おいしい」と思う自分の感性・感情に敏感かつそれを信じられなければ上達のしようがないし、
人助けの一環で他人に振舞うにしてもそれだけを理由にあそこまで凝ったり熱中するのは難しい
自律心の類も結構抜けてるところあって修行僧レベルというわけではない(そのへんのパンピーと比べれば遥かに自分に厳しくはあるが)
こういうのが全部「空元気」って話なのかもしれないが、どうしてもそこまでには感じられない

冒険の方でまーた個別ルートのないヒロイン増やしてる…
君行く先々で現地妻(本人にそのつもりなし)増やすの酷くない？
せめて某大戦の大神隊長みたいにちゃんと手出して差し上げろ

士郎が救わないって選択するのは当然だよ
英雄に成りたい訳じゃ無くて、あの日に自分を救った男（切嗣）に成りたいってのが根本に有るから
彼らを救っても切嗣にはなれないから救わない
成りたいのは英雄じゃなくて切嗣
料理を上達したいと思ったのも切嗣が原因
ただ切嗣を目指し続けた壊れた青年が運命と対峙するストーリー
ステイナイトとアタラクシアでごっちゃになってる人居るけど本来は桜と同じ位には壊れてるのが衛宮士郎

マスターの癖に前出んなよえーっ　とは言われてたけど後々やっぱ女戦わせて後ろに引っ込むのは格好が悪いよなと評価をひっくり返した偉大なる男　衛宮士郎