○○なアニメは名作 あるいは ○○なアニメは良作 とは、ジンクスである。
いつの頃からやらわからないが、アニメファンの間でささやかれだした数々のジンクス。
「名作」だったり「良作」だったり「神作」だったり「佳作」だったりするが、「良作」「佳作」がやや控えめな主張、「名作」「神作」はややおおげさな主張という印象か。
「○○な」の部分に当たる条件を含むアニメが放送される際に、ニコニコ動画における公式放送や、2ちゃんねるのその作品のスレッドや実況スレッドなどで、「○○なアニメは名作」という言葉が決まり文句のように多数書き込まれる。
「○○な」の部分には様々な言説が入り、その種類は今後も増えていくと思われる。というか「○○な」の部分を変えることで無限に作り出すことができるため、中には「そんなのこのアニメしか該当しないだろ」と突っ込みたくなるようなニッチな言葉を書き込む者も居る。
ちなみに、本来「ジンクス」とは悪いことが起きる時にしか使われない言葉であり、このように「名作」という良い結果につながる場合に使用するのは誤用である。
詳細は別記事「EDで走るアニメ」を参照。EDで走るアニメの具体例が挙げられている。同記事内では「どうしてEDで走るアニメが多いのか」という理由も考察されているが、要約すると「少ない作画枚数ながら躍動感を出せる」ということらしい。
単に「EDで走るアニメの総数が多いので、結果的にその中に名作も多く含まれる」と考えられることもできる。
しかし「単に静止画ではなく走る動きを取り入れている」という点で、制作状況を考慮しつつも可能な限り躍動感を出そうとする工夫・配慮が感じられるので、名作となりうる要素が感じられると言えなくもない。
詳細は別記事「ゲロイン」を参照。同記事内に作品内でゲロを吐いたヒロインの具体例も挙げられている。
ゲロと言っても、「コミカルなゲロ」「シリアスな嘔吐」の双方があると思われる。前者であれば「ヒロインにすらゲロという笑いのネタを担当させる」という意味で、後者であれば「ヒロインにすら嘔吐という苦痛のシーンを担当させる」という意味で、どんなキャラであっても演出の手を緩めない「本気」を感じさせる。
そういったスタッフの本気の姿勢が、良作であることへとつながっていく……のかもしれない。
これは該当作品が多い。
「主人公が全く成長がみられない、成長していると視聴者に感じられない」ようなアニメよりは、名作と呼ばれる条件は満たすかもしれない。しっかり根拠があるのでジンクスと言うのは不適当か。
ただし「成長しないアニメ」にも「いい意味で変わらない、ぶれない。最初から完成されている」といったものもあると思われるので、逆の表現として「主人公が成長しないアニメは名作ではない」とは一概には言えない。
なお、主人公が年齢的に成長して親になるとか孫ができるとか、そういった意味ではないと思われる。
これも該当作品は多数ありそう。
おっさんキャラの持つ「渋さ」「大人」をしっかり表現できるということで、名作となる可能性が大きいと言える。こちらもジンクスというより単純な事実に近いと思われ、「おっさんがかっこいいのに駄作」というアニメの方が少ないだろう。
「量産機」ということは工業的な設定を持つリアルロボット系の作品の話だと思われる。強かったり活躍して当然な、チート的強さを持つ特殊なロボットではなく、大量生産されたロボットでも活躍することができるという点で、脚本・演出・背景設定がしっかりしているアニメだと考えられる。
「量産型ロボにも活躍させるアニメは良作」「量産機が格好良いロボットアニメは良作」等の類似表現も。
「回がある」という表現から、「巨人の星」「メジャー」「おおきく振りかぶって」といった野球アニメを除いての話だと思われる。「サムライチャンプルー」「涼宮ハルヒの憂鬱」「フレッシュプリキュア!」「侵略!イカ娘」などが該当するか。『アニメ作品における野球回の一覧』の記事も参照。
野球に使用されるバットやグローブといった道具、さらに投球・打球・走塁シーンなどは普通の日常やバトルシーンではあまり縁のないものであり、スタッフ達にとっても不慣れなものだろう。それにもかかわらず敢えて野球シーンを盛り込むということでスタッフに積極性があると言え、名作になる余地があると言える、か?
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、「花咲くいろは」、「青い花」…etc.が該当。
花は繊細で優美なあれなので、そのタイトルに付いている作品も、何というか繊細なつくりを目指す雰囲気が醸し出されることもあるかもしれないのだ。
えーっと……。「神」ではなく「神様」と、あえて丁寧語なのにくだけた印象のある言葉を使用している。それをタイトルに使うセンスがめぐりめぐって、作品の内容やアニメ制作現場に対しても「丁寧でありなおかつ打ち解けた雰囲気」へと導く効果を生み出すんじゃね?
以前はタブー視されていた女性のおしっこに関する描画。
これを打ち破る事、それ即ち革新的な作品であることは自明である。
しかもその描写を入れるだけで、リアリティや緊張感、また親近感をも同時に打ち出すことが可能。
更に言えば身近にありふれている要素なので、不自然な描写になることも起こり得ない。
これだけのポテンシャルを秘めた要素だ、面白くならないわけがないだろう。
最近の風潮とされていた穏やかじゃないジンクス。「第3話」の記事も参照。
発祥は「マミる」の造語も生まれた「魔法少女まどか☆マギカ」か。「機動戦艦ナデシコ」のダイゴウジ・ガイ、「∀ガンダム」のノックス及びヴァシニティ、「AngelBeats!」の岩沢まさみ等、このジンクスに当てはまる作品とキャラは従来より多いが、名作の法則として形づけたのは前述通りまどマギの巴マミであろう。
第一話で世界観やキャラクター達の人となりを描写し、第二話ではらはらさせながらも無事事柄を成功させたりし視聴者を安心というか油断させ、第三話で愛着もそろそろ出てきたキャラクター達の中から死者が出ることで急展開並びにシリアスに持っていくと見るべきか。
…もっとも、この法則はどこぞのアニメがきわめて雑にキャラクターの死とその後のフォローを描写した結果否定されたという意見もあるとか。
2009年春アニメ「けいおん!」(Cagayake!GIRLS)を発祥とし、2015年頃から広まっている風潮。
詳細は「きららジャンプ」を参照。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/13(月) 18:00
最終更新:2024/05/13(月) 18:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。