アレクサンダー・ズベレフとは (アレクサンダーズベレフとは) [単語記事]

アレクサンダー・ズベレフはロシア系ドイツ人のテニス選手である。愛称は「サーシャ」。

概要

基本情報
Alex ander Zverev
国籍	ドイツ
出身地	ドイツ：ハンブルク
生年月日	1997年 4月20日
身長体重	198 cm 86 kg
選手情報
利き手	右
ﾊﾞｯｸﾊﾝﾄﾞ	両手打ち
ﾃﾞﾋﾞｭｰ年	2011年
テニス選手テンプレート

父が元プロテニス選手、母がテニスコーチ、兄のミーシャもテニス選手というテニスのサラブレッド家族に生まれる。ジュニアでは全仏オープン準優勝、全豪オープン優勝があり、ジュニアランキング 1位も取っていた。

ツアーレベルで初勝利を上げたのは2014年のハンブルク。ワイルドカードで出場したこの大会では、弱冠17歳でありながら、いきなりベスト４に食い込み注目を集める。翌2015年はツアーレベルの大会に積極的に挑戦して83位までランキングを浮上。この年のATP Newcomer of the Year(ATPの新人王)を受賞した。2016年はニースとハレで準優勝した後、サンクトペテルブルクでついに初優勝を果たした。10代でのツアータイトル獲得はマリン・チリッチ以来の快挙。また故障で落ち目とはいえ芝のハレでロジャー・フェデラーを下したのと、決勝戦での連勝が続いていたスタン・ワウリンカを下して優勝したのは特筆される。2017年にはローマ MSでノバク・ジョコビッチを下して優勝。ミロス・ラオニッチ、グリゴール・ディミトロフ、ダビド・ゴファンといったヤングガンズ世代をぶち抜いて、90年代生まれで初のMS タイトル獲得となった。この優勝でランキングも一気に TOP10に。同年モントリオールではフェデラーを下して二十歳にしてMS タイトル2つ目を獲得する快挙を達成。残る課題はイマイチ結果が出ていない四大大会で結果を出すことか。また最近は弟の活躍に引っ張られたか、兄のミーシャも大きくランキングを上げてきている。

ATPは2016年 2月にNextGenerationという若手プッシュキャンペーンを始めたが、その後の躍進で実際に新世代を代表する選手となってきた。2m近い大柄選手だが、その割には動きが良く粘り強い。長身を生かしたサーブにも定評がある。ストロークは既にそこそこ強力。ドイツの大会にクレーの大会があるためか、クレーコートの勝率も悪くない。現状一番の弱点はボレーだろうか(兄のミーシャはサーブ＆ボレーヤーなのだが･･･)。ニック･キリオスと並んで将来の１位候補の代表格である。