コメント率とは (コメントリツとは) [単語記事]

コメント率とは、ニコニコ動画に於いて、主に「動画の再生数に対するコメント数の比率」である。比率の表記法には比、百分率（パーセンテージ）、割、分数等が存在するが、コメント率に関しては特に定まった表記法はない。

また、ときにはマイリスト登録数に対して使われる事もある。

コメント率の概要

コメント率は動画の傾向を知る指標にもなり、コメント率の高い動画は、

突っ込みどころの多い動画
弾幕動画
チャット動画
「@ボタン」設定のある動画
フィルター設定のある動画

……の、いずれかである可能性が高い。
逆にコメント率が低い動画は、

……の、いずれかである可能性が高い。また、動画の再生時間が長ければコメントするような場所も多くなるので再生時間に応じてコメント率も変化する傾向にある。もちろん、これらには例外的事例も存在する。

なお、コメント率は比較の基準となる「再生数」が少ない場合（例えば再生数1～100ぐらい）は、コメント数がわずかに変わっただけでコメント率が大きく変化してしまう為、動画の傾向を推測しにくい。

よって、コメント率と動画の傾向を見定めるには再生数300～1000、あるいはそれ以上はあった方が、傾向を把握しやすくなる。

コメント率と「突っ込みどころ」の関連性

先の段落で触れたように、
弾幕動画、コメントテスト動画、アンケート動画、チャット動画、＠ボタンやフィルターを多用した動画等
は総じてコメント率が高い。これは動画の役割上、「コメント自体が動画の主目的となっているもの」といえる。もちろん、この分類はそれらのものに優劣をつけるものではないことを強調しておきたい。

さて、上記で触れた「コメント自体が目的となっている動画」を除いた場合に話を移すと、この場合、動画のコメント率はそのまま、動画の「ツッコミどころ」の有無や多少を示す目安となり得る。すなわち、コメント率が「ツッコミどころの量」と比例することになる。

以下、コメント率をパーセンテージで示し、その傾向を列記する。基本的な条件として再生数が多ければ多いほどこの備考欄に書かれた傾向に当てはまる可能性が高くなる。もちろん、これらはあくまで傾向であって、絶対ではないことに注意されたい。

なお、再生数に対するコメント数の比率をパーセンテージで出す方法は次の式で表す事が出来る。

[コメント数÷再生数]×100＝コメント率（%）

コメント率 ※但し、再生数は数千以上を想定	備考
1%以下	再生数が多いにもかかわらず、極めて低いコメント率の動画は、エロ動画または釣り動画の可能性が高い（エロ動画と釣り動画の判別方法は"信頼のコメ率"参照) 更に、0.1%以下の動画は、再生時間が極めて短い動画または再生数工作動画が殆どである。
3%～10%位	ごく普通の突っ込み具合
10%～20%位	このあたりから次第に"突っ込みどころ満載"タグが付き始める
30%位	"突っ込みどころ満載"タグが付いて当然のレベル。動画の「どの瞬間に於いても」突っ込みどころが存在する程の内容。
50%位	一つの壁である。50%を超える動画は、マイリスト・再生・コメントランキングの上位に一定期間存在し、ニコニコユーザーからの認知度も高いものとなる。
100%位(再生≒コメント)	再生数とコメント数がほぼ等しい奇跡の動画。数値上、１再生につき約１回のコメントが書き込まれた事になる。こうして言葉で書くと単純極まりないが、これがいかに大変な事であるかニコニコユーザーならお解りいただけると思う。
100%以上(再生＜コメント)	モンスター級動画。この種の数値を弾き出す動画は投稿後、爆発的に再生数とコメント数を同時に延ばす傾向にあり、当日のマイリスト・再生・コメントランキング 1位は確定、週間の各種ランキングトップも堅い。ニコニコでは誰もが見過ごす事のない動画であり、例え動画を見ていない人であってもタイトルくらいは知るほどのモノとなる。但し、ここまで高いコメント率を弾き出した場合、リピーターも増え、視聴回数を重ねたリピーターほど突っ込みどころへのコメントが減る。この為、100%超のコメント率を長期にわたって維持するのは難しい。また、突っ込みどころがある種の弾幕ポイントとなりがちなので、動画の内容次第によってはいわゆる「弾幕動画」へと移行し、視聴者の傾向もそれに応じて変化する場合もある。
1000%(10倍)以上	伝説の動画級動画。コメント乞食・弾幕動画となる。普通の人ではありえないコメント数を記録する。
10000 %(100倍)以上	神の領域レベル。約500人～1000人以上ユーザーがいないと、ありえないコメント率ここまで来れば、コメント乞食でもないただのコメント工作動画となる。