コンラート・フォン・モーデル(Konrad von Moder)とは、「銀河英雄伝説」の登場人物である。
CV.菊池正美(石黒監督版OVA)、富樫美鈴(Die Neue These)。
銀河帝国の貴族、軍人(幼年学校生)。モーデル子爵家一門の出身で、帝国暦488年に13歳になる、黄金色の髪と無垢な純真さを持つ少年。
リップシュタット戦役において貴族連合軍の兵員となるが、キフォイザー星域の会戦で降伏。その後はアンネローゼ・フォン・グリューネワルトの保護を受け、その近侍として仕えた。
帝国暦475年7月ごろの生まれで、帝国軍幼年学校に入学。在学中、488年のリップシュタット戦役において、当時12歳のコンラートは貴族連合側に参加することとなる(出身であるモーデル子爵家もラインハルト・フォン・ローエングラムと敵対したとされるが、コンラートがいかなる経緯で貴族連合軍に参加したかは不明)。
戦役中、貴族連合リッテンハイム軍が根拠地としたガルミッシュ要塞へ上等兵待遇で配属される途上で輸送艦デューレン8号に乗艦するが、同艦はキフォイザー星域の会戦において敗走する味方から攻撃を受ける。コンラートもこの攻撃で負傷したものの、打撲傷と擦過傷および軽度の火傷程度ですみ、副長コンラート・リンザー大尉のもとでキルヒアイス艦隊に降伏する道を選んだ。
戦後、コンラートはアンネローゼ・フォン・グリューネワルトの庇護下に入ったらしく、489年6月中旬ごろまでにフロイデン山地に隠棲する彼女の傍に仕えるようになった。ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフがラインハルトの代理としてアンネローゼに護衛をつける許可を求めに訪れた際にも、コンラートが接遇にあたっている(この時ヒルダは彼がモーデル子爵家の係累の子と気づいており、過去に何らかの見覚えがあったようである)。
その後もコンラートはアンネローゼに仕え続け、二年半後、新帝国暦3年1月にアンネローゼが新帝都フェザーンへと旅した際には、数少ない近侍のひとりとして随行している。
貴族の一門に生まれ、幼年学校への入学、兵士としての貴族連合所属、味方に撃たれての降伏といった人生を送ってきたにもかかわらず、少年らしい純真無垢さを多分に残している。
キフォイザー星域の会戦の際には、リンザーが選んだ降伏という選択に
降伏はいやだけど、これじゃとても戦えないし、どうしたらいいかぼくはわからないんです
とこぼし、心情的には反発しつつも状況とのジレンマに困惑する姿を見せた。これを聞いたリンザーも、彼の純粋さをからかいつつ「だったら、おれにまかせておけ」と、年長らしく諭している。
やがてアンネローゼの近侍となったのち、ヒルダが護衛をつける許可を求めたのに対しても、コンラートは正義感と怒りと不審感からヒルダに
どうしてアンネローゼさまを、そっとしておいてあげないんですか。あのかたは、静かに暮らしたい、と考えておいでなのに……ぼくのほかに何人かおつかえしているし、あのかたを充分まもってさしあげられますよ
と直接抗議している。ヒルダはコンラートを説得しつつも、「少年の心はまだ時の侵蝕を受けていない。信じることに打算はなく、その勇気に不純物は混入していない」と、彼の性質を好意的に受け止めていた。
掲示板
3 ななしのよっしん
2020/08/31(月) 14:42:42 ID: 9Ur1gy3e+e
先日NHKで新版の方で視たわ。門閥貴族のお坊っちゃまなのに、(年齢も階級も上とはいえ)怪我した平民(リンザー大尉)を普通に心配して駆け寄ったり、そのまま優しく諭されてるのが印象的だった。
実家ぐるみで貴族連合/賊軍に参加してたなら、この子の実家も内乱後にはお取り潰しになったのか?
4 ななしのよっしん
2020/11/08(日) 18:05:41 ID: XbilSvmBDV
おねショタの鑑
5 ななしのよっしん
2022/02/19(土) 23:42:42 ID: gbtYhwpjTK
アンネローゼがある人に頼まれて預かってると言ったのは明言はしなかったけどキルヒアイスかね?
本来なら捕虜として収容されるべきだが年齢が年齢なので負傷兵とかと一緒にオーディンに後送した上で、アンネローゼに手紙か何かで頼んだのかも。
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最終更新:2024/04/30(火) 21:00
最終更新:2024/04/30(火) 21:00
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