宗匠頭巾(そうしょうずきん)とは、歴史ドラマとかイラスト・漫画とかで俳人・茶人・易者が登場するときに頭にかぶっている、円筒形のアレ。茶人帽ともいう。
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辞書的な説明ではこうある。
そうしょうずきん【宗匠頭巾】
頭巾の一種。縁(ふち)がなく頂が平らな円筒形のもの。連歌・俳諧・茶道の宗匠が好んでかぶった。茶人帽。
出典 三省堂大辞林 第三版
(以上2つは「宗匠頭巾(ソウショウズキン)とは - コトバンク」より引用)
それ以上の情報は乏しい。いつ頃から使用されたのか、この名前が付いたのはいつなのか、この形状の帽子が俳人や茶人の間でいつ頃なぜ流行ったのか等の詳細については、さすがに辞典の簡潔な説明では何も教えてくれない。
千利休や小林一茶や松尾芭蕉などの超有名茶人・俳人らについて、同時代人が描いた肖像画を確認すると確かに帽子や頭巾を被っている姿で描かれていることが多い。だが、我々がイメージする典型的な「よく茶人や俳人がかぶってる円筒形のアレ」とはちょっと異なるようにも思える。
慶応2年に陣笠、陣羽織の装束商竹内清兵衛がオランダ人着用の帽子をみて、まねて作る。蓮華帽子・大黒帽子・利休帽子を発明。このなかの利休帽子は明治20年頃茶人に大流行した
といった情報もある[1]。慶応2年は幕末であり明治元年の2年前で、千利休や小林一茶や松尾芭蕉の時代よりかなり時代が下る。この「明治20年頃に大流行した」という「利休帽子」の当時の姿を確認したいところである。
あと俳人や茶人だけでなく易者のイメージとしても定着している理由は、どうもよくわからなかった。上記の辞書的な定義にも易者なんて言葉は出てこないし。これを読んでいるあなたたちが解明してここに追記してください。
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最終更新:2024/04/29(月) 03:00
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