平岡房実とは (ヒラオカフサザネとは) [単語記事]

「平岡房実」（ひらおか・ふさざね 1513 ～ 1572）とは、伊予水軍を名家であり、弱小に定評のある河野家に仕えた知勇兼備のスーパーマンである。

「信長の野望革新／天下創世」での顔グラが「すっぱいものを食べてそうな顔をしている」事からスッパマンと呼ばれる事も。

概要

元寇にも参加した事のある伊予水軍を束ねる河野家の奉行を務めた人物で、当時からすでに三好家や大友家といった巨大な外敵や新興の長宗我部家に対しつつ、内部でも河野宗家と庶流で対立していた名門の河野家において、主家に背いた和田通興らと戦い、巨大勢力の侵入を防ぐ等、八面六臂の活躍で主家の為に東奔西走した。

はじめは荏原城主を務めていたが、戦功と忠勤ぶりから和田通興を、駆け引きによって欺き少数精鋭で攻め込んで成敗した際にその所領の1/3と居城だった吉山城を得る。

それでも河野家の衰退に歯止めはかからず、さらに主家も河野通宣から河野通直にかわり、庶流の河野通政が後をついでも早世したので弟の河野通宣が後を継ぎ、その後を河野通直が継ぐというめまぐるしさで（あれ？大事なわけじゃないのに二回書いてる気が・・・）、ほぼ滅亡の危機に瀕していたと言える状況の中でも、粉骨砕身して主家の為に尽くして大友家を撃退したり、宇都宮豊綱と戦う際に中心となって活躍した。