SCP-1176とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『Mellified Man (ミイラのはちみつ漬け)』。
SCP-1176 | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Euclid |
収容場所 | サイト73の温度管理機能付き監視室 |
著者 | Smapti |
作成日 | 2012年7月23日 |
タグ | マナによる慈善財団 人間型 液体 生物災害 食物 |
リンク | SCP-1176 |
SCPテンプレート |
死亡時35歳だったと推定されるアラビア人のミイラ。体組織は劣化していてDNA検査は不可能だが、脳味噌だけはなぜか動いていて、ステージ3のノンレム睡眠の電気信号を示している。そして本オブジェクトの項目名の由来となっているのが、このミイラの体液であり、金色に光る粘性の体液はアナトリアミツバチの産生するシロツメクサの蜂蜜(以下、はちみつ)と化学的に一致することが示されている。そしてこのミイラは発見された石棺をこのはちみつで満たしており、普段も生産し続けている。またこのはちみつが石棺から除去されたりしてミイラが露出するとこのはちみつの生産速度は指数関数的に増加する。
このはちみつを摂取した場合、AB型の人間とそうでない人間でなぜか違う事が起きる。AB型の人間の場合は15ml服用することで、2500kcalのエネルギーと非常に豊富な必須ビタミンおよび各種栄養素を得ることができ、日常の主食から緊急時の食料にまでもってこいであり、Dクラスの摂取実験では14-18時間空腹を訴えることもなく、副作用もなかった。
しかしAB型以外が摂取すると4-10時間で重篤なアレルギー発作を起こし、まるで血液型が合わない輸血を受けたかのような症状を起こし死んでしまう。
古代の文献でも、ある一族がこのはちみつを飢饉の年に配ったが、配った一族以外はみんな死んでしまったと書いてある。配った一族はなんらかの咎を背負う者と見做されたとかなんとか。こんな前例が書いてあるので、アラビア語をちゃんと読めば配るわけもないのだが……これを配ってしまったとある善良なボランティア団体が存在する。そう、マナによる慈善財団 (MCF)である。
財団がこれを発見したのは、1985年にMCFの施設を襲撃したときのこと。この年、エチオピアは飢饉に襲われた。そこでMCFはこのはちみつをエチオピアの各地域に配布し、結果5桁の死者を出したのである。
教訓。化学的に普通のアナトリアミツバチの産生するシロツメクサの蜂蜜に見えても、ちゃんと実験した上で使用しましょう。……そもそも論なんだけど、なんでミイラからでてくるはちみつなんてよくわからないものを配ろうと思ったの?
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最終更新:2024/05/27(月) 12:00
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