よかった、不幸な人はいなかったのかとは、安堵の溜息である。
概要
一歩人里を出れば、見上げるほどの巨大蛮族がこっそりと闊歩し、村の中を妖魔がうろついている程度では平和な内という想像を絶する魔境、エイギア地方。
そんな魔境においてなお志ある者達は日々不幸な人を探しては救い続けているのだが、時に彼女らの不幸な人探索判定において出目7(冒険者強度×100人の安全が確認される)が多発してその近辺の人口を上回る数の人々の安全が確認された場合、その他のプレイヤーの出目によって発生した不幸はキャンセルされ、発生する筈だった不幸に見舞われる人もまたいなかった事になる。
そんな時、救う者達もまた一刻の休息を得られた事に感謝してこう呟くのだ。
「よかった、不幸な人はいなかったのか」と。
むしろ経験点や戦利品を得られる機会を逃した事による失意の溜息なんじゃねとか言ってはいけない。
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関連項目
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