スマートリンク(smart link)とは、様々なことを表す単語である。
例えば特定の企業名やサービス名などの固有名詞にもこの名称のものがあるし、「リンク先が様々な条件によって動的に変化するリンク」のことを指す場合もある。
だがここでは、「本来はたくさん列挙しなくちゃいけないリンクを一まとめに表示することができるサービス」、特に音楽分野のものについて説明する。
概要
各種音楽配信サービスでの「特定の楽曲やアルバム」のページへのリンクを1ページにまとめたやつ。たぶんあなたも見たことがあるのではないだろうか。
要するに、以下のリンク先にあるページのようなもの。以下は、全てアーティスト公式サイドが公式SNSなどで告知したやつである。
- YOASOBI - アイドル (サービス名「The Orchard」を利用しているようで、URLは「https://orcd.co/yoasobi_idol」)
- Mili - Miracle Milk (サービス名「Linkfire」を利用しているようで、URLは「https://mili.lnk.to/jJKqCID」)
- Happy Halloween by Junky (サービス名「LinkCore」を利用しているようで、URLは「https://linkco.re/ZPY9RAEn」)
リンク先には「Apple Music」「Spotify」「LINE MUSIC」「Amazon music」「YouTube Music」などの様々な音楽配信サイトへのリンクがバナーの形で並んでおり、アクセスしたユーザーは自分が使っている音楽配信サイトを選んでもう一度クリック/タップすればよい。
音楽配信分野では複数の有力サービスが群雄割拠する状態となっている。よってこういったサービスが無ければミュージシャンは自らの楽曲やアルバムについて告知したいとき、多数のサービスへのリンクをずらりと並べなくてはならず、ごちゃごちゃしてわかりにくい。だが、このようなリンク集ページつまり「スマートリンク」を準備しておけば、そのスマートリンクのURLをひとつ告知すればよくなる、というわけ。
上記で例示したように、「The Orchard」(母体はFeature.fm)、「Linkfire」「LinkCore」(母体はTuneCore)など、さまざまなところがこのサービスを運営している。
楽曲やアルバム以外での例
なお、本記事では「楽曲や音楽アルバム」での使用例を使って説明したが、こういった「様々なところへのリンクを綺麗な一ページにひとまとめにするサービス」こと「スマートリンク」は音楽分野自体にも使われているし、さらに音楽分野でも「音楽やアルバムの配信サービスへのリンク集」だけではなく「アーティストの各種公式SNSなどへのリンク集」を作ることにも利用されるようだ。
上記で列挙したサービス提供元のひとつ「LinkFire」では、楽曲やアルバムへのリンクページを「Release link」、SNSや楽曲情報やライブ情報などアーティストの様々な情報へのリンクページを「Bio link」と呼ぶなど、タイプによって呼び分けている。
関連リンク
- 【日本・海外】あらゆるリンクを1まとめにするスマートリンクサービスまとめ【総合&音楽特化】|音楽テックHYPEのnote🎧
- アーティストのためのスマートリンクの効果的な使い方 -Lit.linkやLinktreeなどのサービスを解説- | BIG UP!zine
関連項目
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