ホンダ・ライフとは、本田技研工業が生産をしていた軽自動車である。
概要
車名の由来は、英語で「生命」や「生活」の意味から。1971年に初代モデルが登場。初代モデルは2ドアと4ドアの乗用仕様のセダンと、3ドアの 商用仕様のバンが用意されていた。1974年にモデルが廃止をされ、ホンダが軽乗用車市場を一時撤退をする。
二代目モデルは、初代モデル廃止後の23年後の1997年に復活。軽トールワゴン型乗用車として、ホンダの屋台骨を支える車種となっていたが、2013年登場のN-WGNが後継モデルとなり、2014年4月で販売終了となった。
初代モデル(1971年~1974年)
1971年に登場。ホンダ・N360の後継モデルとして登場。エンジンが空冷式から水冷式に改められ性能もアップされた。翌年の1972年に登場を するシビックと共通点がある設計となる。また日本初のダイミングベルトを採用をした車種でもある。
1972年にバリエーション追加で、「ライフステップバン」を発売し、現在の軽トールワゴンと同様のパッケージングを具現化した。 翌年の1973年にはライフステップバンをベースにリアをトラック化をした「ライフピックアップ」を発売。
1974年にモデル廃止。これはシビックの売上があったのと、経営的にも「普通車にシフト」をしたため、軽乗用車市場から一時撤退をする。 1985年にトゥデイが復活をするまで空白となる。
二代目モデル(1997年~1998年)
1997年に23年ぶりに車名が復活。二代目モデルのトゥデイをベースに5ドアのトールワゴン型を採用をし「ステップバンの再来」と言われた。 ミッションは、5速MTと3速ATが用意され、駆動方式もFFのみとなる。運転席エアバックも全グレードに標準装備化がされた。
このモデルは軽自動車規格の改定前だったので1年半のみの販売となった。
三代目モデル(1998年~2003年)
1998年にモデルチェンジ。軽自動車規格の改定によるモデルチェンジとなる。駆動方式もFFの他にシリーズ初の4WD車も登場をする。
2001年にマイナーチェンジ。内外装のリファインがされ、装備内容も変更される。
四代目モデル(2003年~2008年)
2003年にモデルチェンジ。スタイリングも従来よりも丸みを帯びたデザインとなり、女性ユーザーをターゲットとした。エンジンも新開発が され、ミッションも5速TM仕様が廃止され、ATのみとなり、3速から4速となった。また、内外装も「軽自動車のクオリティを超える」のが開発 テーマとなったので、軽自動車では質感を強調。これが後にライバル車種のワゴンRやムーヴにも影響を与えた。
2006年にマイナーチェンジ。軽自動車初の新たにバック駐車時にステアリング操作を支援する「Hondaスマートパーキングアシスト・システム」を FF仕様の一部グレードでメーカーオプション設定がされた。
次々とお買い得仕様車を投入をしていたので、人気車種となっていった。
五代目モデル(2008年~2014年)
2008年にモデルチェンジ。先代モデルよりも「運転のしやすさ」を開発テーマとしている。「Hondaスマートパーキングアシスト・システム」も 先代モデルは音声式から、前後進ともにハンドル操作のアシストが行なわれるようになった。
2012年に特別仕様車の追加及び同年10月を持って生産終了が発表された。
関連動画
関連商品
関連項目
- 本田技研工業
- ホンダ・トゥデイ(四輪)
- ホンダ・N-WGN(実質的な後継モデル)
- 本田技研工業の四輪車種一覧
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