㐁とは、舌の形またはむしろを表す漢字である。西とは別の字。
漢字として
- 意味
- 舌の形、むしろ、竹の皮。
- 〔説文解字・巻三(段注本)〕には「舌の皃なり。𧮫の省に從ふ。象形」と舌の形という意味とある。〔広雅・釈器〕には「㐁席なり」とあって、簟(むしろ)の席という意味とある。
- 字形
- 舌を出したところの象形、むしろの象形などの説がある。
- 音訓
- 音読みはテン、デン、訓読みは、なめる、むしろ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213、JIS X 0212未収録。
- 声符
- 㐁を声符とする漢字に、𦭮、弼、𦧖などがある。
異体字
- 𠀬は、〔説文〕に「古文。讀みて三年導服の導の若くす。一に曰く竹上の皮なり。讀みて沾の若くす。一に曰く讀みて誓の若くす。弼字、此に从ふ」とある異体字。
- 𦧖は、〔集韻〕に「亦、𦧖と作す」とある異体字。
- 䑙は、〔集韻〕に「亦、䑙と作す」とある異体字。舚䑙という語で使われる。
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リビジョン番号: 2336169
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