漢字として
敕
- Unicode
- U+6555
- JIS X 0213
- 1-58-37
- 部首
- 攵部
- 画数
- 11画
- 意味
- 旧字体は敕。
- 天子の命令、戒める、謹む。飭と通じる。
- 〔説文解字・巻三〕に「誡(いまし)むるなり。地に臿(さ)すを敕と曰ふ」とある。〔爾雅・釈詁〕に「敕、勞なり」とある。勅は俗字。〔広韻〕に「勅、敕と同じ」とある。
- 字形
- 束を声符とする形声説、束+攴の会意説がある。束の束ねる意味と攴の叩く・強制する意味を受ける。
- 勅は、敕の異体字だが、金文に勅の系統の字があり、敕とは別の意味(人名)に使われている。
- 音訓
- チョク(漢音)、訓読みは、いましめる、おさめる。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 勅旨・勅使・勅撰・勅命・勅諭・勅令
異体字
- 敕は、旧字体。〔説文〕や〔康煕字典〕の本字。常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 𠡅は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 𢽈は、〔康煕字典〕に〔説文長箋〕を引いて「敕字、譌して𢽈と作す」とある異体字。
- 𢽟は、〔正字通〕に「敕字の譌」とある異体字。
- 勑は、誤って勅と同じ字として使われる字。別字である。〔集韻〕に「敕、~或ひは勑と作す」とある。
- 𠡠は勑の異体字。勑と同じように、誤って勅と同じ字として使われる。
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