即とは、すなわち、すぐに、という意味の漢字である。
漢字として
- 意味
- 旧字体は卽。
- 就く、食事につく、近しい、もし、たとい、(則と通じて)すなわち、とりもなおさず、ただちに、つまり。
- 〔玉篇〕に「就なり、便なり」、〔爾雅・釈詁〕に「即、尼なり」とある。即は卽の異体字で〔玉篇〕の卽字に「今、即と作す」とある。
- 字形
- 皀+卩の会意。皀は食器、卩はひざまずく人で、食膳につくという意味である。なお皀の両側に卩がある字が、郷・卿である。
- 〔説文解字・巻五〕には「食に卽(つ)くなり。皀に从ひ卪聲」とあり、卩を声符とする形声としている。
- 音訓
- 音読みは、ショク(漢音)、ソク(呉音)、訓読みは、すなわち、つく、もし。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 即を声符とする漢字に、揤、節などがある。
- 語彙
- 即位・即応・即興・即金・即効・即刻・即座・即死・即時・即日・即身成仏・即席・即製・即答・即物的
異体字
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