白粉とは、顔に塗布する化粧品の総称である。
概要
油性のファンデーションとは異なり、顔面の皮膚についた余分な油を吸収し、塗布した箇所をなだらかな見た目にするために使用される化粧品で、その歴史は古く江戸時代の頃より流通していた。
粉白粉や練白粉など様々なタイプが存在している。
顔の白さを際立たせることが一般的であったことから貝殻や粘土や米粉などを材料として作られたものが流通しており、特に伸びの良さや落ちにくさから鉛白を使用されていたのが人気を博していた。(鉛製白粉以外にも水銀製白粉(軽粉・伊勢白粉)も流通していた)
しかし、1887年に鉛の入った白粉を使い続けていた歌舞伎俳優が鉛中毒となったことから白粉に鉛が使用することの危険性が周知されることとなる。しかし、それでも鉛入りの白粉を使用し続けたが為に授乳時に白粉を舐めて亡くなる乳児が続出、後に販売中止となった。
前述の通り、周知され始めてからは鉛の入ってない白粉が一般的となり、現在では鉛入りの白粉は流通しておらず、白粉=毒ではないので安心してもらいたい。
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