漢字として
矜
- Unicode
- U+77DC
- JIS X 0213
- 1-66-66
- 部首
- 矛部
- 画数
- 9画
- 意味
- 憐れむ、誇る、自負、苦い、つつしむ、傲慢、緊急、危ない、慎重な、荘かな、矛の柄、という意味がある。また鰥と通じて寡夫、瘝と通じて病という意味がある。
- 〔説文解字〕には「矛の柄なり」とある。ただ矛の柄の意味での用例はあまりないらしい。
- 字形
- 形声で声符は今。なぜ矛に従うのか不明で、ほこる、あわれむなどの意味は仮借・通用とされる。
- 音訓
- 音読みはキョウ、キン、カン、訓読みは、あわれむ、ほこる。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 矜哀・矜寡・矜貴・矜競・矜厳・矜功・矜恃・矜式・矜恤・矜尚・矜飾・矜慎・矜人・矜躁・矜大・矜寵・矜伐・矜露
異体字
- 㮗は、矛の柄の意味の異体字。〔正字通〕に「史傳、矜に作る。俗に㮗に作る」とある。
- 㥤は、〔康煕字典〕にある矜の俗字。
- 矝は、〔六書正譌〕にある異体字。
- 𥎊は、〔正字通〕に矜と同じとある異体字。〔玉篇〕には「矛の柄なり。又た鉏耰なり」とある。〔字彙補〕に「譌して𥍵に作る」とある。
- 𥍵は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔五音篇海〕に矛の柄とある。
- 𥎚は、〔説文長箋〕に𥎊と同じとある異体字。
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