窺とは、うかがい見るという意味の字である。
漢字として
- 意味
- のぞき見る、こっそり見る、チャンスをうかがう、求める、機会を待つ、(跬と通じて)片足を踏み出す、片足を踏み出した長さの単位、という意味がある。
- 〔説文解字・巻七〕に「小しく視るなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は規。
- 音訓
- 音読みはキ(漢音、呉音)、訓読みは、うかがう、のぞく。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。2004年に人名用漢字に採用された。
- 語彙
- 窺管・窺覬・窺見・窺伺・窺測・窺知・窺覧
異体字
- 闚は、窺と通じる字。〔説文〕には別の字として載っている。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
- 𡪽は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𥨾は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 簡体字は窥。
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