美祢自動車試験場とは、山口県美祢市西厚保町原にあるマツダのテストコースである。
概要
美祢自動車試験場は元々は1972年に開業した「厚保サーキット」であった。その後、1976年には「西日本サーキット」、1991年には「MINEサーキット」と2回名称変更を行った。運営は姫路セントラルパークを運営していた企業の子会社が行っていた。TIサーキット英田(現:岡山国際サーキット)やオートポリスといった新興のサーキットができるまでは西日本を代表するサーキットであり、全日本F3000などの大規模イベントも行われていた。
2002年に姫路セントラルパークが経営破綻・民事再生法を適用したことにより、2003年に玩具大手メーカーのタカラグループ子会社に経営権を移譲した。しかし2006年にタカラが同業者のトミーと経営統合しタカラトミーとなる際、サーキット事業は不採算だったため閉鎖・廃業となった。
その後、2006年に自動車メーカーのマツダがサーキット施設を引き取り、レース用の施設を撤去したうえで開発用のテストコースとして用いられるようになった。ちなみに、ル・マン24時間レースチャンピオンカーの787Bが保管されているのがここである。
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関連項目
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