タカラとは、
- かつて存在した日本の玩具メーカー。トミーと合併してタカラトミーに。 → タカラトミー
- 日本の酒造メーカー、宝酒造のこと。
- ユーザー生放送の配信者。 → タカラ(生放送主)
- 多人数で行くカラオケのこと。ヒトカラの対義語。
1の概要
1955年に創業。社名の由来は、所在地であった葛飾区本田宝木塚町から採っている。後に地名は宝町となった。
1960年に「ダッコちゃん」がブームになり莫大な利益をもたらし、タカラを躍進させるきっかけとなった。その後タカラのコーポレートマークとしてもダッコちゃんが使われるようになったが、のちにダッコちゃんは黒人差別につながるとして外されるようになった。21世紀になると、宇宙人という設定の元で「ダッコちゃん21」が発売、色もカラフルなものにされた。
1967年にはビニール加工の技術を応用して「リカちゃん」を発売。タカラトミーとなった現在も続くロングセラーとなっている。
かつてはマテル社のバービーが競合製品だったが、売り上げで逆転してマテル社が撤退、その後マテル社と提携して1980年代に和製バービーが登場、のちにジェニーと改名して独自路線へ変更された。1990年代後半にマテル社が再度バービーの販売を始めている。
1970年代には「ミクロマン」「ダイアクロン」が登場、それら後期の変身ロボットシリーズをアメリカのハズブロ社が統合し、「トランスフォーマー」となった。トランスフォーマーは1985年より登場し、幾度のリニューアルをしつつ現在も人気を呼ぶ。後にこれらの金型を流用して1990年の「勇者エクスカイザー」を皮切りにした90年代にサンライズ制作のアニメ「勇者シリーズ」として一時代を築く。
1980年には「チョロQ」を発売、数年後にブームをもたらす。21世紀には1/1のチョロQ風の電気自動車、Q-CARを発表するが売れなかった。
大ヒット商品が出なくなった1990年代から業績が低迷、さらには創業者による放漫な業務拡大や経営によってさらに悪化、コナミ、インデックスの傘下に入るも改善されず、2006年に競合他社のトミーに吸収合併される(日本の商号はタカラトミーとなるが、英語の商号はTOMYのままである)。
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