蔑とは、さげすむという意味の漢字である。
漢字として
薎
- Unicode
- U+858E
- JIS X 0213
- 1-60-88
- 部首
- 艹部
- 画数
- 17画
- 意味
- さげすむ、ない、軽んずる、ないものとする、暗い、目がほとんど見えない、わずかである、棄てる、(滅と通じて)ほろぼす、という意味がある。
- 〔説文解字・巻四〕に「勞目、精無きなり」とある。
- 字形
- 𥄕+伐の会意。小篆では戍に従うが、甲骨文・金文では伐に従う。𥄕は眉に似た字で、目の上に飾りのある人。
- 白川静は、目の上に飾りがあるのは巫女で、それを殺して呪力を無効化するという字であり、それゆえ、ない、という意味があるとした。また金文によく出てくる意味の知られない「蔑暦」という語について、軍功を表彰する意と解すべきで、それは戦争が終わった際には敵方の巫女を殺し、軍功としたことによるとした。
- ほかに、目の上に飾りがあり戈を持つ神とする説などがある。
- 〔説文〕は、𥄕+戍の会意で𥄕を「人勞するとき則ち蔑然たり」としている。
- 音訓
- 音読みはベツ(漢音)、メツ、メチ(呉音)、訓読みは、さげすむ、ない。
- 規格・区分
- 常用漢字である。2010年に常用用漢字に採用された。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 蔑を声符とする漢字には、懱、瀎、𥋚、𥣫、衊、𥽘、蠛、韤などがある。
- 語彙
- 蔑視・蔑如・蔑称・蔑然
異体字
- 𦸑は、〔正字通〕に「俗の蔑字」とある異体字。
- 薎は、〔干禄字書〕にある俗字。〔字彙〕には蠛と同じとある。
- 0
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!

