戈とは、槍・矛の一種で柄に対して直角についた剣がついた武器である。
中国では殷代から戦国時代のころによく作られ、秦漢以後ではほとんど用いられることはなくなった。日本へは朝鮮を経由して伝わった。
漢字として
- 意味
- 武器の名。ほこ。戦争、武器。
- 〔説文解字・巻十二〕に「平頭の𢧢(ほこ)なり」とある。
- 弋は別の字。
- 字形
- 戈(ほこ)の象形。
- 音訓
- 音読みはカ(漢音、呉音)、訓読みは、ほこ。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 部首
- 戈は部首戈部を作る。武器や戈を使った儀礼に関することを表す意符として用いられる。
- 意符
- 戈を意符として持つ会意字は、或、戠、戔、𢦔など多くある。戈部に属していることが多い。
- 語彙
- 戈羽・戈甲・戈盾・戈刃・戈矛
互換文字
関連項目
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