那とは、サンスクリットなどの音訳に使われる字である。
漢字として
- 意味
- なんぞ、いかん、あの、あれ、あそこ、かの、どの、安らか、多い、美しい。語末の助字として用いられる。
- 〔説文解字〕の本字は𨙻である。〔説文・巻六〕に「西夷國なり」「安定に朝𨙻縣有り」とあり、国名または現在の陝西省の地名とある。
- 字形
- 形声で声符は冄。
- 音訓
- 音読みはダ(漢音)、ナ(呉音)、訓読みは、なんぞ、どれ、どの、おおい、うつくしい。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1976年に人名用漢字に採用され、2010年に常用漢字となった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 那を声符とする漢字には、哪、娜、挪などがある。
- 語彙
- 那何・那行・那辺・那裏
異体字
- 𨙻は、〔説文〕の本字。
- 𨚉は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 𨚗は、〔康煕字典〕に引く〔玉篇〕に「那と同じ」とある異体字。
- 㖠は、〔集韻〕にある、本は那に作るとある異体字。〔集韻〕には木の立ち枯れとある。
- 𢑽は、〔字彙補〕に「古文那字」とある異体字。
- 𣟎は、〔字彙補〕に「那と同じ」とある異体字。
- 郍は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。またフクと読んで隠れるという意味がある。
関連項目
- 1
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!

