鬧とは、騒がしいという意味の字である。
漢字として
- 意味
- さわがしい、さわぐ、うるさく言い合う、乱れる、争う、(災害が)発生する。
- 〔説文解字・巻三・新附〕に「靜かならざるなり」とある。
- 字形
- 鬥声の形声、市+鬥の会意説がある。鬥はとっくみあうという意味の字。
- 音訓
- 音読みは、ドウ(漢音)、トウ(慣用音)、訓読みは、さわがしい。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 鬧歌・鬧雑・鬧事・鬧噪・鬧騰・鬧鬧・鬧病・鬧熱・鬧里
異体字
- 𠆴は、〔玉篇〕に「鬧と同じ」とある異体字。〔干禄字書〕は𠆴を正字、鬧を通用の字としている。
- 𢂂は、〔康煕字典〕に〔六書略〕を引いて「鬧に同じ」とある異体字。
- 閙は、〔正字通〕に「鬧字の譌」とある異体字。JIS X 0213第二水準。
- 𡗚は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 𠅈は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔康煕字典〕の引く〔五音篇海〕に「音鬧。靜かならざるなり」とある。
- 𠇰は、〔集韻〕に「鬧、――或ひは𠇰と作す」とある。萬の異体字と同形。
- 簡体字は闹。
閙
- Unicode
- U+9599
- JIS X 0213
- 1-79-63
- 部首
- 門部
- 画数
- 13画
- 1
- 0pt

