CDMA2000とは、携帯電話の通信方式である。
概要
第2.5世代の通信方式であるcdmaOneからのスムーズな移行が可能な第3世代通信方式で、cdmaOne方式の機種も運用が可能となっている。日本においては当時のIDOとDDI(現在のau)がcdmaOneを採用した為、続く形でこの方式が採用された。
同じ第3世代のW-CDMAがテレビ電話向けの方式であったのに対しこのCDMA2000はデータ通信に強い方式とされている。
現在はこの規格を発展させた1xが運用されている。
CDMA2000 1x
第3.5世代にあたるもので、CDMA2000の拡張規格。いくつかのリビジョンがあるが、主に運用されているのはRev.Aでデータ通信の高速化に寄与している。
一方、Rev.BはRev.Aの上位版として開発が行われていたものの、現在は開発されていない。しかし、Rev.Bで培われた技術はRev.Aの更なる高速化に生かされる形となっている。
UMB
正式名称を「Ultra Mobile Broadband」というCDMA2000系統の最終版というべき規格で、第3.9世代に当たる。日本においてはCDMA2000を採用しているauが「ウルトラ3G」の1つとして導入を目指していた。なお、この名称(UMB)が決まるまではRev.Cとされていた。
しかし、CDMA2000の対抗規格であるW-CDMAの3.9世代規格のLTEがドコモなどにより順調に開発されると採用数の多いW-CDMA/LTEが優勢となった事、技術上の違いがあまり無い事などからauのLTE採用が決まり、開発は断念された。
※ちなみに、KDDIが出資しているUQコミュニケーションズが運用しているモバイルWiMAXも3.9世代方式である。
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt