IDO 日本移動通信株式会社とは、かつて日本にあった携帯電話通信事業者である。
概要
IDOは1987年3月、トヨタ自動車や東京電力、中部電力、日本道路公団の支援を受けて設立。
翌年12月にHICAP(NTT大容量)方式で自動車電話事業に参入。当時は茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、長野県、愛知県、岐阜県、三重県の13都道府県でのみ営業していた。
しかし、DDIセルラーグループはアナログ自動車電話方式でTACS方式を採用しており互換性がなく、IDO圏内ではライバルのNTTにローミングせざるを得ない状況となった。
そのことから、1991年~1992年にかけてIDOも仕方なくTACS方式に入れ替えるハメとなった。
1994年6月にはPDC方式のデジタル携帯電話事業を開始。そのときは前回の反省としてDDIセルラーグループとのローミングが最初から可能な前提で設計された。
1999年4月にはDDIセルラーグループと共同でいち早く第2.5世代携帯電話「cdmaOne」を開始。
2000年10月のKDD・DDIグループ統合でKDDIが誕生したことによりIDOは吸収合併され今のauとして存在している。
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関連項目
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