漢字として
- 意味
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- 両手でつかむ、掬う
- (挙と通じて)挙げる
- 〔説文解字・巻二〕には「叉手なり」とある。〔玉篇〕には匊の古文とある。匊は掬うという字。
- 字形
- 両手で包みこむところの象形。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、キョク(漢音)、2.の場合、キョ(漢音)。訓読みは、すくう。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第四水準。
- 部首
- 𦥑は、〔説文解字〕や〔玉篇〕で部首である。〔説文〕はほかに要を収める。現在では臼部に属する。
- 意符
- 𦥑を意符にもつ会意字には、舁、䢅、夏、盥、𩰪などがある。
- 声符
- 𦥑を声符とする漢字には、學(ただし会意とされることのほうが多い)などがある。
異体字
- 𠂩は、〔説文〕の注にある字。
脚注
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