あんこう踊りとは (アンコウオドリとは) [単語記事]

あんこう踊りとは、アニメ「ガールズ＆パンツァー」本編に登場する、謎の踊りである。

あんこう踊りとは？

大洗町名物のあんこうに因み申し訳程度にあんこうを模したほぼ全身タイツのコスチュームに身を包み、軽快なテンポでありながら演歌調のこぶしを効かせた歌に合わせて踊るよく分からない踊りとしか言い様がない。
作中の登場人物の反応から察するに大洗町または大洗女子学園に以前からある伝統的なもので少なくとも地元では有名なようである。
踊りの振り付けは水島努監督が考案し、結構ハードな動きが要求される難易度の高いものであるが説明のしようがないので、アニメ本編または関連動画を参照。生徒会副会長小山柚子の中の人である高橋美佳子が実際に披露しているものもある。また、監督自ら踊ったものを撮影した映像を参考資料用に使われており、高橋美佳子が踊る際のレクチャーにも使用されている。

あんこう踊りの際に流れる曲は曲名「あんこう音頭」でガールズ＆パンツァーオリジナル・サウンド・トラックに収録。
作詞：吉田玲子（シリーズ構成）・作曲：水島努（監督）・編曲：藤井丈史・歌：佐咲紗花
 佐咲紗花のオフィシャルblogによるとアニメ作中での登場は短いがあんこう音頭は3番まであるとのこと。

アニメでは第4話で初登場。
主人公たちの県立大洗女子学園の戦車道のチームは、聖グロリアーナ女学院との練習試合を前にして生徒会長角谷杏から「勝ったら素晴らしい賞品（干し芋3日分）。負けたら大納涼祭りであんこう踊りを踊ってもらおうかな」と宣言される。
試合結果は惜敗であったため、宣言通り大納涼祭りにおいて重装輪回収車の上でピンクの全身タイツを着て、羞恥プレイ同然に踊るハメに陥ってしまった。ただし、実際に踊ったのは隊長を務めた西住みほの「あんこうチーム」と連帯責任として生徒会長自ら買って出た生徒会の「カメさんチーム」のみ。他に歴女チームのおりょうと左衛門佐が法被姿であんこう踊りに合わせて和太鼓を叩いている。

また、第9話の全国大会でのプラウダ高校戦において、周囲を包囲され窮地に追い込まれた状況下で生徒会広報河嶋桃から士気を高めるため「何とかしろ」と言われた西住みほが唐突にあんこう踊りを踊りだしたことで、今度は大洗女子学園チームの全員であんこう踊りを踊っている。この様子は大型スクリーンで観客にも中継された。なお、士気向上は成功したようである。

Blu-ray第4巻特典OVAの「アンコウ・ウォー」にこのあんこう踊りが収録されており、最初から最後まで通して踊りを見ることができる。なお、格好は第4話の時と同じピンクの全身タイツであり、この時点ではまだ戦車道に参加していなかった「アリクイさんチーム」以外の全員が登場している。