れいわローテーションとは、参議院議員比例代表における繰り上げ当選制度をハックし、任期中に議員を入れ替える構想。れいわ新選組代表兼選挙対策委員長の山本太郎が提唱した。
解散のある衆議院議員とは違い、参議院議員の任期は憲法第46条が規定している6年で固定されている。一方、比例代表で選出された参議院議員が辞職を申し出受理された場合、比例名簿で次点だった登載者が繰上当選となる。これを利用し、定期的に比例議員が自主的に辞職することで議員を入れ替えるのが、このれいわローテーションである。
このローテ制の目的について、提案者である山本は「多様で多彩なメンバーが国民の負託に応えることを目指す」「社会に貢献する場を提供したい」と主張している。
一方、このローテーションは以下の観点から問題が指摘されている。
このことから、各与野党からも非難や疑問視するコメントがあがっている。
1月16日、水道橋博士の辞職とともに突如発表。次点の大島を含む名簿登載者5名が1年おきに辞職し残りの任期5年半をまわしていく、大島もこれに賛同した、と説明された。
その後、新たに「参議院政策委員」のポストが追加され、落選した4名がこの肩書で入党した。
しかし同年12月13日、大島が納得しなかったとして2年の猶予期間を設けると発表され、事実上頓挫した。
並びは当選順。名簿登載者の高井崇志及びキムテヨンはローテーション対象外とされた。
1月24日、山本によりローテーションの再導入と、任期途中の議員辞職を確約した候補者しか公認しないことが発表された。期間は3年で、当選した議席の倍の議員が誕生すると主張している。
同年6月17日、現職・副代表の木村英子の擁立記者会見で、改めてローテーションを導入することと、木村もローテ対象者であることが宣言された。自主的な辞職に法的拘束力がないことについて、山本は「議席を泥棒するのか、譲るのか」と発言し、候補には人間性が問われると主張した。
ただし、3年後に辞職した議員の扱いや、擁立12名中7名以上が当選した場合はどうするかなどは未定としている。また、選挙中の党特設サイトにはローテーションに関する説明はなく、選挙公報にもローテーションの説明はなかった。
参議院選挙の結果、れいわ新選組は全国比例で3議席を獲得した。未だローテーションに関する詳細な説明はないものの、当選した議員の一部は自分の議席を「3年間」と発言しているほか、落選した候補者が「参議院政策委員」として入党している。このため、ローテーションを実施する予定であると考えられる。
れいわローテーションについて、旧ローテ対象者であり緑の党グリーンズジャパン設立者の長谷川羽衣子は、前例としてドイツ緑の党のローテーション制度を挙げている。これもまた、連邦議会議員の任期が4年であるところ2年ごとに辞職、繰り上げ当選をするというものだった。
しかしドイツ緑の党のローテは、党創設者が辞職を拒否したことで頓挫している。かつ、後継者が前任者の経験をすべて引き継ぐことは難しく、組織の弱体化につながるとして廃止された。
そもそも、党内の政策立案者である長谷川を、山本が優遇するために導入したのではないか[1]、という見方もあるが当人は否定している。
掲示板
2 ななしのよっしん
2025/08/03(日) 00:37:28 ID: nIKfjfbtKJ
ズルいっていうか思い切り違憲なんだけど
利害関係にあるれいわの議員が訴訟でも起こさない限り司法判断に持ってけないってのがね
こういうときは憲法裁判所があればなあって思う
3 ななしのよっしん
2025/08/06(水) 12:38:31 ID: aoJmNAqKlO
4 ななしのよっしん
2025/08/06(水) 12:43:24 ID: nIKfjfbtKJ
もし違憲性を責めるなら条文が問題になるけど、46条だと任期を定めてるのであって、政党がそれをいじってはいけないとは書いてないでよけられる可能性がある。
だから個人的には99条の尊重擁護義務でいくのが筋が良さそうだと思う。山本は自ら脱法の道を議席を泥棒するという言い方で塞いでいるし、そこを憲法の趣旨に反することを意図した違憲行為ではないかで訴えればいける気がする。
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最終更新:2025/12/06(土) 13:00
最終更新:2025/12/06(土) 13:00
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