エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928~)とは、20世紀フィンランドを代表する作曲家である。
ピアノ協奏曲第3番が世界的に有名になったため、ジャン・シベリウス以降のフィンランドの作曲家では最も有名な人物。ヘルシンキのシベリウス音楽院でアーッレ・メリカントに師事し、のちにシベリウス自身の勧めでニューヨークのジュリアード音楽院で学ぶ。ジュリアード音楽院では、ヴィンセント・パーシケッティに師事するほか、タングルウッド音楽センターにてロジャー・セッションズとアーロン・コープランドにも学んでいる。
ラウタヴァーラの初期の作品には新古典主義と十二音技法を合わせた実験的な傾向が見られたが、やがて前衛的な技法とメロディーを重視するロマン主義を融合させるという、独自の様式を編み出した。彼は楽曲で神秘的なテーマを取り扱うのも特徴である。
ラウタヴァーラの作品には聴きやすい作品が多いが、ギターのための『ユニコーンのセレナード』ではティースプーンで弦を叩いたり、交響曲第6番ではシンセサイザーを用いるなど前衛的な手法も用い、『カントゥス・アルクティクス』、交響曲第7番『光の天使』のような重苦しい曲も作る。
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最終更新:2025/12/06(土) 17:00
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