エフラムとは、任天堂のゲーム『ファイアーエムブレム 聖魔の光石』に登場する男性キャラクターである。
主人公の一人で、もう一人は双子の妹エイリーク。物語途中の分岐で彼を選べば以降は彼がメインのエフラム編が始まる。なお、エイリーク編でも準主人公扱いとなるため、彼が倒れてもゲームオーバーになる。
ルネス王国王子。正義感が強く行動的、戦闘技術と判断力に優れるが妹と違い勉学は苦手。父王や側近は彼を次期国王にするつもりでいるが、本人は槍の道を究めたいがためにその気は無く、王位は妹が継げばいいと思っている。
母はすでに他界、勇王と呼ばれた父ファードもゲーム冒頭で無念の最期を遂げる。唯一の肉親となったエイリークを度々気遣うなど非常に妹想いであり、物語でもお互いを助け合う。
序盤(5章外伝)では敵の罠とはいえ、残された物資もほとんどない状態でたった四人で城を落とす。その後味方の1人に裏切られ敵の将軍+大部隊に包囲されるも三人だけで敵陣突破し脱出。そのまま敵国に進攻しようとするが、妹が自分が落とした城で罠にはめられたと知ると、城に引き返し妹を救出するという離れ業をやってのける。「俺は勝ち目のない戦はしない」とも発言しており、どんな状況でも勝ちの目を拾えるなど戦術眼は飛び抜けたものを持っていることがわかる。
8章クリア後の分岐でエフラム編を選ぶと、9章以降は妹に代わりメイン主人公になる。エフラム編では敵国に「女と見れば襲いかかるケダモノ」というデマを広められるなど、珍しくネタにされる主人公である。
従来のマルスやロイのような優しい爽やか系王子ではなく、ヘクトルに続く脳筋イケイケ系王子。少しクールで寡黙な雰囲気があり「自分の中にどこか戦いを求める部分、業がある」と妹に語っている。
FE主人公初にしてユニット史上初の槍専門ロード。本人の宣言通り、クラスチェンジしても槍一筋で、戦前から「槍一本で大陸一の傭兵になる」と豪語するだけはある。
専用武器は『レギンレイヴ』と双聖器『炎槍ジークムント』。クラスチェンジで『マスターロード』となる。
魔防以外全体的に高い成長率が魅力で、前作のヘクトルに続き「主人公=強キャラ」というイメージに塗り変えた一人といえる。みるみるうちに能力が上昇しておき、力・技・速さ・幸運は期待値でカンストしてしまう。
クラスチェンジすれば騎馬兵となるため移動力も手に入れてしまい、また妹のエイリークと違って彼には手槍などの間接武器があるため対弓・魔法にも反撃で確殺可能。
聖魔自体の難易度が低いこともあって、支援をしっかりつければ敵の最中に飛び込んでも全て返り討ちにできる文字通りの無双が可能となる。
力がカンストしていて速さも十分な場合、ラスボスの1ターンキルも十分実現可能な範疇にあるなど、主人公でありながら聖魔の最強ユニットの一角として君臨している。
…が、実は上級職「マスターロード(男)」の上限が他の上級職に比べ全体的に見劣りするという弱点を抱えている。具体的には上限微妙なパラディンにすら力以外で劣り、特に速さ上限24は鎧系や魔法系並で上級クラスの最低ランク。成長率は高いのにすぐ頭打ち…宝の持ち腐れである。
このせいで、クリア後のフリーマップに起用すると妙に頼りなく感じる点が出てきてしまい、特にケルベロス相手には追撃される。
一方エイリークの「マスターロード(女)」は最高ランクの技・速さ上限を筆頭に、総合的に兄を上回るポテンシャルを持つ。要約すると「必殺補正はないが高い機動力を持つソードマスター」。
聖魔はドーピングのしやすさから成長より上限の方が重要で、最終的には妹のほうが高性能となる。
とはいえ誰もが全てのステータスをフルカンストさせるわけではない。増強のための手間は別問題であり、本編をクリアする際にはそんな必要は全くない。本編程度なら早熟な兄は間違いなく強ユニットであり、やりこみプレイヤー以外からは無双できる主人公としてのイメージが強く、高成長率や珍しい槍ロードなどからプレイヤーからの人気も高い。
支援が組めるのはエイリーク・フォルデ・カイル・ターナ・ミルラ・ラーチェル・デュッセル。
対象女性の属性から、ロリコン・シスコン疑惑がある。
ちなみに長年仕えるゼトとは発生しない。実は仲悪いだろ
・ミルラ(竜一族の少女…と言っても年齢はエフラムをはるかに超える千二百歳程度。合法ロリ)
・ターナ(フレリア王女でエイリークの親友。フレリア王子ヒーニアスの妹。妹キャラ)
・ラーチェル(ロストン聖教国聖王女。トルバドールでわがままお嬢様)
・エイリーク(ルネス王女で双子の実妹。ブラコンミニスカ美少女)
三人はエフラムとカップルEDが存在し、王女二人とはエピローグで結婚する。
ブラコン王女エイリークとの支援では、エフラムにシスコン疑惑を思わせる会話を見る事ができる。
元々FEでは、きょうだい間の近親相姦を連想させる会話が度々見られるが、この双子も例外ではない。
Cではエイリークは兄に頭を撫でられ恥ずかしがりつつもまんざらではなく、むしろ嬉しがっている。
更にAまで高めると・・・。
妹『兄上はどこかへいってしまったりしないでください。どうかずっと・・・』
兄『ああ、わかってる。どこへも行かないさ。(中略)これからも・・・いつまでも一緒だ』
この一文ではそれほど感じられないかもしれないが、この支援会話によりユーザーから「あの兄妹危ない」「こいつらひょっとしてデキてるんじゃね?」と言われてしまうことに。
そんなユーザーの期待通り当然の如くカップルEDまで存在する。
そもそもエイリーク自身もかなりのブラコンであること、内心では兄に甘えたがっていることは支援会話の内容からしてあからさまである。
エフラムもミルラとの支援会話で「俺は妹に弱いらしい」と発言していることから、それなりに自覚しているらしい。
二人の専用武器ジークムントとジークリンデはドイツの楽劇『ニーベルングの指環』に登場する、近親相姦で子を作った双子の兄妹名から取られており、この双子のぁゃιぃ関係を暗示する(と一部ユーザーに言われている)。
英雄の魔符として登場。通常版とDLCで手に入る「異界のエフラム」の2種類が登場する。初期兵種はどちらもグレートナイト(英霊の魔符編のみソルジャー)。
通常版では超希少スキルである「王の器」を持つ。このため、確率で発動するすべてのスキルが発動しやすくなるなど英雄の魔符の中でも非常に強い部類。初期ステータスもほぼ完成されたステータスで即戦力となる。ただし魔防は致命的に低いため魔道士には注意。
異界のエフラムはDLC「光対闇 光編」で友軍として登場する。能力は通常版とほとんど同じなので割愛するが、スキルではヴァルハルトが持つスキル「覇王」を持つため獣馬及びアーマー特効を無効化する事ができる。
また、彼の名前を冠した「エフラムの勇槍」が作中で登場する。力・速さ+2の補正がかかり、武器レベルCながら実質強い銀の槍として扱える良武器。
2017年2月に実装…されたは良いのだが、導入されたシナリオでは上記のようなシスコン疑惑というかシスコンそのものというキャラ崩壊を起こしていたためちょっとした騒動になった(通称ニフラム)。しかし、上記のようなシスコンだけでなくロリコン疑惑でも前々からいじられていたためどっちもどっちといったところか(念の為補足しておくと異伝においてこういうノリになった経緯は語られている)。
人気のある主人公なだけあって通常版以降も複数のユニットが実装されている。
通常版。専用武器「ジークムント」を操る槍歩兵。☆4でも排出されるようになった妹とは違い、彼は今でもレアリティは☆5のまま。
ほぼ原作に近い成長をし、攻撃・守備に優れる一方速さ・魔防は低め。奥義に「月虹」を持つため、重装ユニット相手でも安定した火力を出せる。また、万が一仕留め損ねても「守備封じ」「守備の威嚇」を持つため、後続ユニットが殴るのを手助けすることもできる。
しかし「守備封じ」と「守備の威嚇」は効果の高いほうが優先されてしまうため、スキル継承でどちらかを変更したいところ。速さが低いため、剣対策で「剣殺し」等を継承させるのもありか。
また、ジークムントは錬成でいずれかの能力強化or「HPが90%以上ある状態で自分から攻撃した時、絶対追撃」という効果を付与するか、伝承英雄版の持つ「炎槍ジークムント」に強化することができる。追撃できる幅が広がるため、ぜひとも錬成しておきたい一品。
炎属性の伝承英雄。こちらは上級職(マスターロード)がベースとなっている槍騎兵。
通常版からHP、魔防を削り、更に攻撃に回したゴリラアタッカー。
得物も「炎槍ジークムント」となっており、「周囲2マス以内の敵の数≧味方の数の時絶対追撃」という効果になった。昨今のFEHでありふれている「絶対追撃」が付与された武器を持つユニットの元祖こそ彼である。これにより、条件を満たせば速さの低さを踏み倒してしまい、強力な攻守を押しつけて敵をねじ伏せられ、鼓舞などでバフを掛けて敵陣に放り込むと高い殲滅力を発揮する。
また、専用スキル「太陽の腕輪」により、奥義発動時に与ダメージの30%回復できるため、習得している「太陽」と合わせるとなんと与ダメージの80%回復になる。
近接攻撃には「鬼神金剛の構え」を持つこともあって非常に強い半面、魔防に関しては目も当てられないレベルで低く、さらに追撃阻止は持っていないため魔法ユニットに攻撃されると簡単に蒸発してしまう。突撃して大丈夫かの判断は慎重に。
また、絶対追撃を持つ高火力騎馬であるためAスキルか聖印に剛剣をつければ自身を再行動可能にして追い討ちか轢き逃げを可能にできる「疾風迅雷」の適性も持つ。この場合、Bスキルは敵の防御を無効化できる凪などが良いだろう。
第二回英雄総選挙において男性2位を獲得した記念に実装された、通称「総選挙エフラム」。父ファードの衣装を身に纏い、兵種も原作のファードにならった斧重装となっている。
グラド帝国の双聖器「ガルム」を操る。同じタイミングで実装された総選挙ヘクトルと違って遠距離反撃こそできないが、「鼓舞や応援など何かしらのバフor『重装の行軍』『重装のブーツ』の移動アップ効果を受けている時絶対追撃」というとんでもない効果を持ち、バフさえ受けていれば受け攻め問わず確実に追撃をお見舞いできる。さらに新スキル「奥義隊形」を習得しており、自身の奥義カウント変動を+1した上で、相手の奥義カウント変動-1させるため、(攻撃)します、(自分は奥義発動)させます、(相手には奥義発動)させませんといった感じに自分は大ダメージを与えつつ、敵から大ダメージを受けにくくなるのが特長。ちなみに「近距離防御」も標準装備しているため、近接戦闘では恐ろしいまでのタフネスを発揮する。なお、原作ではガルム装備時は速さに補正がかかるが、本作では速さに補正をかける必要がないため、代わりに攻撃に補正がかかる。効果を変えてまでガルムを持っているためヘクトルと併せて泥棒呼ばわりされていたことも。
そして時は流れ2020年、ガルムに武器錬成が追加され彼が強化された。通常効果が「自分が有利な状態を受けている時絶対追撃、に加えて自身の追撃不可を無効」に変更され、さらに武器錬成すると「自分のHPが25%以上なら全ての能力が+5され、さらに攻撃する度にHPが7回復する」効果が追加される。
これによりHPが十分なうちは常にバフがかかっているうえに攻撃するだけでHPが回復するため、数値では測れない異常なタフネスさを誇る。さらにバフさえかけておけば絶対追撃するためHPの回復頻度が増してしまいさらに死ににくくなる。追撃不可を無効にするため斧殺しや見切り追撃も全て無視して追撃できるため、バフがかかった彼を止めることは困難。
さらに追撃不可を無効というのは自分がつけたスキルにも適用されるため、守備隊形を継承した場合は「俺は(お前の追撃不可も自分の守備隊形による追撃不可も無視して)絶対追撃するが、お前は(俺の守備隊形があるから)追撃不可」と、一方的に絶対追撃と追撃不可を押しつけられるようになる。もちろん、元の奥義隊形のままにして敵の追撃は受け入れつつ、自身の「天空」や「疾風迅雷」といったカウントの多い奥義を簡単に発動させることもできる。どのビルドでも安定した耐久を発揮できるため、インフレの激しい昨今のFEHでも十分実用に足る強さを取り戻せたと言えるだろう。
弱点は相方のヘクトルがさらにぶっ壊れた錬成を手に入れてしまったため、よく比較されてしまいその強さを認めてもらえない。同じ斧重装兵としてはすでにぶっ壊れ性能を持つエーデルガルドが2種類も実装されているためあえて彼を選ぶ理由がないのも向かい風か。
クリスマス版。エイリーク、ファ、セシリアとともに実装。兵種は槍重装。
ステータスは総選挙版とだいたい同じだが、こちらは武器「業槍ジークムント」と「攻撃守備の孤軍」の効果により、味方が隣接していないと戦闘中ステータスが爆増する。これに鼓舞や指揮スキルのバフも加えられるのでバフがかけられる状況下では凶悪そのもの。絶対追撃は槍にはついていないが、「攻撃隊形」を持つため攻め時は絶対追撃を遺憾なく発揮できる。さらに奥義カウントも加速するため、疾風迅雷に高い適性がある。
総選挙版において意気投合していたヘクトル同様、祭りと聞いて神器持ってカチコミしてるあたり似た者同士としかいいようがない。聖魔での少数で城落としたエピソード等(上述)を考えればそうと言えなくもないが…
フィヨルム等「〇〇の絆」を持ったユニットやメイ、ボーイらのアウル系魔道書持ち等、味方と隣接することで自身を強化できる面々と異なり、あえて孤立させる程強くなるという異色のキャラクター。味方と付かず離れずの距離を保ち続けることがミソ。
二体目の比翼英雄としてリオンとコンビで実装。原作のシナリオ中ではついぞ実現することのなかったリオンとの共闘が実現した。ただし、時系列としては物語が始まる前の若い頃らしく、二人はこの後に待ち受ける運命をまだ知らない。「二人でいつまでも一緒にいられたら、一緒に良い王になろう」という台詞は原作での結末を知っているプレイヤーからするとなかなかくるものがある。
兵種は槍歩兵で、単純な通常版の強化版といったステータス。若い世代であることを意識してか、武器は原作でエフラムの初期装備だった「レギンレイブ」になっている。…のだが、効果も原作通りの「騎馬、重装特効」を持ち、さらにいつものエフラムとして「攻撃が敵より1高い時、または移動+1の効果を受けている時、絶対追撃」を併せ持つ。このため、元の攻撃力の高さもあって騎馬や重装は反撃で殺されない限りは確実に仕留めることが出来る。例え斧だろうが、かつて要塞と称されたスルトだろうが余裕で貫き殺す。
所持スキルは「太陽」「剛剣4」「攻撃守備の凪3」「攻撃の波・奇数3」。剛剣により追撃の条件を満たす場合はさらに奥義カウントが加速する上にダメージが固定で5追加される。敵の攻守バフは凪で消してしまい、奇数ターンは攻撃バフで追撃機会を高められるスキル構成となっている。
比翼英雄のため同マップ中に1回だけ任意のタイミングで「比翼スキル」を発動可能。発動すると「自分と周囲2マス以内の味方歩行、重装の移動+1」を付与する。これにより歩行パのサポーターとしても運用可能。
絶対追撃の条件がさらにゆるゆるになっており、しかも比翼スキルによる移動+1がトリガーとなるため、思うがままに追撃を繰り出せる。剛剣で奥義カウントを促進できるため「疾風迅雷」との相性が良く、比翼スキルで騎馬並の移動能力を手に入れられることも含めて「騎馬特効を受けない騎馬槍」とよく揶揄される。なお、特効が乗った場合の火力がすさまじく、「敵をワンパンしてしまうため疾風迅雷の奥義カウントが貯まらない」という何か間違った弱点を持つ。
当然だが速さ、魔防が低いため魔法に滅法弱いという弱点はそのままになっており、疾風迅雷を駆使して優先的に仕留めるか範囲外に逃れるなどの工夫が必要。
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掲示板
218 ななしのよっしん
2025/04/15(火) 01:36:02 ID: ZjDZZIcXeE
久しぶりに聖魔をプレイした時、昔はエイリークルートばかりやっていたのでエフラムルートでプレイしたけど、最後のリオンとの会話でウルっときてしまった…
「強くなんか・・・ならなくてよかったんだ」とリオンに語る所が特に
219 ななしのよっしん
2025/04/15(火) 21:19:31 ID: 48i03DZqaG
わかる
作中ずっと強さを追い求めていたエフラムが
強さだけでは駄目なんだという過ちに
リオンを通してリオンと共に気づく瞬間だから
とても残酷で哀しいけれど、リオンがいてくれたからこそ
エフラムは賢王になることが出来たのだから
220 ななしのよっしん
2025/04/15(火) 21:30:20 ID: MicGLYLLZi
CC後の戦闘アニメーションがねっとりしすぎてて
サクサク感が失われるのが嫌い
提供: オペレーションズ・チャンネル
提供: 31日
提供: 輪廻
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急上昇ワード改
最終更新:2025/04/24(木) 14:00
最終更新:2025/04/24(木) 14:00
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