ターナ(ファイアーエムブレム)とは (ターナとは) [単語記事]

概要

マギ・ヴァル大陸の北西部に位置するフレリア王国の王女で、実はいい人ことヒーニアスの妹。父親同士が仲が良かったためエフラム、エイリーク兄妹とは物語が始まる前からの友人である。

活発で物怖じしない明るい性格。青い髪の両サイドを三つ編みに、後ろはポニーテールにしているのが特徴。
優秀な兄に子供扱いされることに不満を抱いており、やんちゃが独断専行してしまうことも。
ルネス陥落後は双子が心配なあまり単独で捜索していたが敵に捕まってしまい、後でエイリークたちに助け出され父や兄に外出禁止令を出される。それでも兄妹の力になるべくフレリア城を抜け出し、結局一行についていくことになる（エフラムルートだとまた捕まる）。

支援属性は風で、支援相手はエフラム、エイリーク、ヒーニアス、クーガー、シレーネ、マリカ。
ペアエンドはエフラム、エイリーク、クーガーで、エフラムとは結婚、エイリークとは変わらぬ友情、クーガーは側近として絶大な信頼を置いた、となる。

ユニットとしての性能

初期クラスはペガサスナイトで、エフラム編、エイリーク編いずれを選択しても9章で加入する。
同クラスでターナより加入時期が早くて経験も積んでいるであろうヴァネッサを簡単に上回っていく逸材。

高い初期値と成長率を誇り、ペガサスナイトとして当たり前のように技・速さ・幸運がカンストするのはもちろん、力・守備の成長率も高い。
弓に弱い弱点にさえ注意すれば盾役や攻め役もできる万能ユニットとなりうる。
魔防は上がりにくいが、あえて魔法受けしに行かない限りは高い回避率でカバーできるのであまり弱点になっていない。
「力と守備がカンストしうるが魔防に劣るペガサスナイト」というFEには前例のない特殊なユニットである。
支援相手としてもエフラムやクーガーと揃って1軍入りできる性能であり、とにかく強いユニットとして必ず名前が挙がるほど聖魔では欠かせないユニットの一つである。

クラスチェンジ先は剣が使えるようになるファルコンナイトと、スキル「貫通」が使えるワイバーンナイト。
ワイバーンナイトの上限値は力・技・速さが高く魔防が低いというものであるため、彼女の能力に良くマッチしており、特にヴァネッサと使い分けるつもりならターナの方がワイバーンナイトに向いている。
ただし、ワイバーンナイトはトライアングルアタックを「発動」できても「補助」できないため、使用するつもりならその点は注意。
また、エフラムやクーガーを相方に見据えるのであれば槍の弱点である斧をフォローできるという意味でファルコンナイトになるのも決して悪い選択肢ではない。

ヒーローズでの性能

ヒーローズでも通常版と水着版の2種類が実装されている。

天かける王女

こちらが通常版。兵種は槍飛行で、レアリティは☆5。イラストでの衣服の再現度はかなり高めで、上着が赤っぽピンクから白っぽいピンク色に変更されている。

攻撃力と素早さが同時に高く、HP、守備、魔防が軒並み低めという、ほぼ原作通りかつワイバーンナイトを意識した前のめりなステータスとなっている。奥義はもちろん敵の守備を-30%して攻撃する「月虹」。さらに専用武器として神器「ヴィドフニル」を持っており、原作では守備+5だったのが「剣、槍、斧から攻撃された際に守備+7」となっており、低HPながら物理職相手なら反撃で挑むのもアリ。

スキルとしてはCスキル「空からの先導」が特徴的で、自分の周囲2マスの歩兵や重装が自分の周囲のマスに移動できるというもので遅いユニットが大幅に行軍しやすくなる。
一人で勝手に飛び出しても誰かが助けにきてくれる、という原作再現スキルとも言えそうである。

後に武器錬成が追加され、ヴィドフニルの能力が「剣槍斧、さらに竜獣から攻撃された時守備魔防＋7」と近距離防御3の上位互換になり、そこに加え「歩行、重装の味方が2マス以内にいれば攻撃、速さ+4」が追加された。空からの先導に合わせた効果となっており、飛行よりも歩行や重装を含む混合編成で活躍できる受け重視の能力となっており、Aスキルや聖印も近距離防御で埋めればすさまじい防御性能を発揮する。とはいえ、遠距離に弱いという弱点がそのままになるため、活躍させどころが難しいユニットでもある。

弾けるプリンセス

2018年に水着で実装。兵種は赤魔法飛行というif装備で、レアリティは☆5。デザインが通常版を意識したものとなっており、体つきは思ったより大人びていることがわかる。そのギャップがいいのだ。

通常版と同様撃と速さに優れる高速アタッカーとなっており、兵種の関係上総合値はむしろ低下している。専用武器「イズンの果実」を持ち、初期スキルは「速さ魔防の応援」「攻撃速さの渾身3」「回復3」「攻撃守備の紋章2」。

イズンの果実が「自身のHPが50％以上の時、周囲2マス以内の味方は隣接マスに移動可能」と通常版の空からの先導にHP制限がついた代わりに兵種制限が撤廃されたものとなっており、移動補助に大きく貢献する。HP制限は回復で補い、隣接した味方は紋章ハブで攻撃守備を強化する。特に物理主体のエフラムや水着ヒーニアスを熱烈に支援できる、サブアタッカー適性を持つ。