ボンタンアメを包んでいる、アレ。 (誰ですか、包み紙だと思って剥そうとしたのは?)
直接的すぎてアレな事を当たり障りのない婉曲的表現に変換することを『オブラートに包む』というのだが、その元になったもの。でんぷんで出来たうすい膜のことで、水分によって容易に溶ける。
今のようにカプセルが普及する前は、苦い粉薬をこれにつつんで飲んでいた。
語源はオランダ語で聖餅を意味するoblaatであり、かつてはウエハースに似たこれを水に浸して柔らかくしたあと薬を包んで服用していたという。これが日本にも伝わり、改良されたのが日本のオブラート。
カプセルや錠剤の登場によって需要は減ったものの、服用を楽にする用途として現在も使われ、ゼリータイプの物も開発され、販売されている。
シートタイプは商品に記載されてる方法以外にもいくつか使用法があり、間違えると口の中でシートが破れる恐れもある。基本の丸型のほか、薬を入れやすくした袋タイプやカップ状の物も存在している。粉薬や漢方薬のほか、水に濡れると滑るので錠剤を包んでも飲みやすくなり効果的である。とはいえ、飲みやすくなるだけで異物感そのものは大きさに応じて感じるので、場合によっては薬を小分けにする必要がある。1袋ごとの枚数が多いこともあって比較的安価であり、使用期限も3年ほどなのでサプリなどにも使いやすい。
ゼリータイプは錠剤を飲むのに非常に最適であり、ほとんど喉に負担をかけずに薬を服用することが可能である。様々な味があり、子供でも飲みやすい商品も多い。しかし、基本的に開封後1週間以内で使い切る必要があり、粉薬・漢方薬の場合は特定の味の商品が推奨されている(どの種類でも錠剤は飲める)。やや割高でもあるため、どのような薬をどれだけ服用するかを多少考慮して商品を選ぶ必要がある。
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最終更新:2024/12/24(火) 03:00
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