ウエハース(英: wafer)とは、焼菓子の一種である。ウェハースとも表記される。
英語ウェイファーの複数形ウェイファーズ(wafers)に由来。語源的にはゴーフル(仏: gaufre)やワッフル(英: waffle)の親戚にあたり、いずれもゲルマン諸語で「網目状の菓子」または「蜂の巣状の菓子」を意味する(英語の web (蜘蛛の巣)やドイツ語の Wabe (蜂の巣)と同語源)。
小麦粉や卵を混ぜた生地を、格子状の模様の刻まれた鉄型で薄板状に挟み焼きしたもの。生地の配合や焼き加減によって、最中のようにフンワリと口の中でとろけるものから、サックリとした食感のものまで多様である。基本的にはクリーム等を挟み込んだり、アイスクリーム等をディップして食すためもので、ウエハースそのものには強く味付けされていないことが多い。
日本では「ビックリマンチョコ」などシール等のおまけが付属する菓子に使用されているのが特に有名。
「キットカット」の中につまっているサクサクしたものもウエハースである。
最近では『ヱヴァンゲリオン新劇場版』の公開にあわせて「ヱヴァウエハース」なる商品も登場したり、「アイドルマスターウエハース」も登場している。
またキリスト教の西方教会では、聖体拝領で食される聖餅(ホスチア(羅: hostia)あるいはホスト(英: host))がウェハースの一種である無発酵の焼き菓子であり、ウエファーあるいはウェファーとも呼ばれる。
特撮の神様とも言われる円谷英二は1961年に『世界大戦争』という映画の中で核爆弾で吹き飛ぶ建造物の模型をウエハースで作っている。
この模型はウエハースの特性を生かして、核爆弾が炸裂するシーンでは粉々に吹き飛び、さらに熱によってドロドロに溶けることで、核戦争の恐ろしさを表現するのに使われた。
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最終更新:2024/12/22(日) 11:00
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