オリヴァーとは (オリヴァーとは) [単語記事]

「おぉ・・・おぉぅ・・・麗しき私の小鳥よ！」

しっとりほどよい概要

オリヴァーとは『ファイアーエムブレム　蒼炎の軌跡』『ファイアーエムブレム　暁の女神』の登場人物。
CV:杉田智和、イラスト:ホマ蔵(ヒーローズ)
自称:美の守護者、美の庇護者。

初登場は『蒼炎』の中盤。どう見てもメタボなおっさんなのだが、自分のことを「美の結晶」とまで公言するナルシスト。美しいものをこよなく愛しており、特に鷺の民に執着している(鷺の民は金持ちであれば誰でも欲しがる超希少な美しい生き物であるため)。蒼炎時代は常日頃から自分を馬鹿にしていたガドゥス公爵ルカンを多額の金で手に入れた鷺の民で見下してやろうとしていた。敵なんだけれどもどこか憎めないキャラとして、一部のファンから愛されるようになる。

そのあまりにも立ったキャラぶりからか、スタッフからも愛されているようで、専用BGMが2曲も用意されている(内1曲は専用戦闘 BGM)だけでなく、『蒼炎』のマニアックでは大幅にステータス強化が図られている。
また、『蒼炎の軌跡』で死亡したと思われていたが、元老院によって匿われ生きていたという設定でちゃっかり『暁の女神』にも登場していることからもスタッフの愛がひしひしと感じられる。そればかりでなく、鷺の民を彼に近づけると勝手に近づいて強引に仲間になり、元老院をあっさり裏切るなど、ある意味プレイヤーの度肝を抜いた。その後ルカンら元老院議員と対峙すると「小鳥の敵は私の敵！」「麗しき小鳥を守るため、私は醜き元老院を挫ーく！」と何の躊躇いもなく攻撃する(その際ルカンは醜い男呼ばわりされて激昂する)。

ちなみにこれほどまでに美に執着しているのに、一応元老院議員(末席ではあるが)、公爵という立場であるため、多数の私兵を持っている。その強さは蒼炎でのある章で十分に見ることが出来るであろう。
なお当然と言っていいのかは分からないが部下からの支持はかなり良くないようだ。

戦後、美の守護者としての本領を発揮し、多くの芸術家たちのパトロンとなった。
特に自分を題材にした作品を愛したらしい。

まろやかでほどよい能力

蒼炎の軌跡

中盤の敵将として登場し、ストーリーを3回クリアするとトライアルマップで味方として選べるようになる。司祭らしく高い幸運と魔防が特徴で、生半可な威力の魔法ではダメージが与えられず、そのしっとりほどよい体格故かHPもそこそこ高め。加えてHPを吸収するリザイアを持つため存外しぶとい。一方で、それ以外の能力がかなり微妙で、魔力に至ってはたったの9であるため、ある程度魔防があれば大した被害は受けずに沈めることも可能。
しかしながら、上述のように難易度マニアックでは全能力がかなり強化された状態で立ちはだかる。特に魔力は2倍近い値になっているため、ハード以下の要領でやるとあっさり死ねる。キルロイなど魔防が高いユニットでリザイアを削り切るのも手。

暁の女神

最上級相応のステータスになって復活。ちなみに蒼炎のマニアックのステータスと比較すると幸運以外が更に高くなっている。余談だが密かに体格も2上昇しており、ベオクの中ではかなり上位(魔法系ではトップ)。HP、力、守備は加入時点でほぼカンスト寸前までいっており、かなりのタフさを発揮するが、速さが低めなのが弱点。

覚醒

魔符としてカミュ、イシュタル、リーダス兄弟などの有名な敵将たちに混じってしれっと登場。何故か兵種はソーサラー。こちらも原作通り魔法ユニットらしからぬ異様に高いHPと高い幸運・魔防を持ち、ダークマージのスキルを網羅しているため魔法に対して異様に強い。5枠目のスキルに『月光』を持つため、油断していると大ダメージを喰らいかねない厄介さも持つ。

ヒーローズ

大英雄としてまさかの参戦。しかもCVは今までクロムしか担当していなかった杉田智和。

原作通りHP、守備、魔防は青魔法の中でもトップクラスの高さを持ち、タフネスを発揮する一方で速さが現在青魔法ワースト(20。全体でも下にいるのはダイムサンダ装備のラインハルト、ソフィーヤ、アーダンなどごく一部)であるため追撃を非常にもらいやすい。攻撃自体は高い方ではあるが、武器が特殊効果がない「シャイン」のため、神器や専用武器持ち勢と比べるとどうしても劣ってしまうので何らかの効果がある魔道書を継承させたい。
高い魔防を生かし、「攻撃の謀策」でデバフをぶちまけたりしたいところ。所有スキルは「鬼神明鏡の一撃」と「攻撃の謀策」、奥義に「砕光」。

後のアップデートで『寵愛の書』という名前の専用武器が追加された。
効果は「獣以外との戦闘時、自身の攻撃、魔防+5、かつ戦闘後HPを7回復」と本人の特徴と擬似的なリザイアの再現がされており、攻撃時のエフェクトについては｢画面中央に天使のような格好をしたオリヴァーらしき人物が天から舞い降り、光り輝いて攻撃する｣というネタめいたものになっている。