オレハマッテルゼ 単語

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オレハマッテルゼ

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願うのは

報われることなど
数えるほどしかなくて
それでもコツコツと
走り続けるしかなくて

の願いはたったひとつ
もっともっと

喜ばせることができたなら

その時には笑顔をおくれよ
よくぞここまでと
祝福する言葉とともに

JRA名馬の肖像オレハマッテルゼexit

オレハマッテルゼとは、2000年生まれの日本の元競走馬である。

珍馬名で有名な小田切有一氏の代表的な所有馬名の由来は石原裕次郎映画は待ってるぜ」だが、「、嵌まってるぜ」とのダブルミーニングでもある。

な勝ち
2006年:高松宮記念(GI)、京王杯スプリングカップ(GII)

概要

はおなじみサンデーサイレンスカーリーエンジェルジャッジエンジェルーチ。祖母オークスダイナカールであり、エアグルーヴ叔母アドマイヤグルーヴルーラーシップはいとこにあたる結構な良血である。また、牧場火災逝した重賞2勝エガオヲミセテは全である。

デビューは3歳5月とやや遅かった。4戦小倉競馬場でやっと初勝利を挙げる。あとから思えば意外だが、未勝利戦で走った4戦は全て芝2000mだった。その後しばらくは芝1600~2000mを使われ、時々勝ち、あとは善戦という競馬を続ける。とまあ、ここまではありがちなちょっと強い条件である。

しかしOP初挑戦だった京王スプリングCで2着に走したあたりから状況が変わってくる。安田記念はさすがに大敗したが、休み明けのキャピタルSでOP初勝利。明けて2006年京都金杯の9着のあと、東京新聞杯で2着、阪急杯で3着と重賞でつづけて好走する。このとき上の相談役柴田善臣は、距離が短い方がいいと考えオーナー高松宮記念を使うよう進言。営との意見も一致したため、初の1200m戦となる高松宮記念に参戦する。

当時のスプリント戦線は、デュランダルやアドマイヤマックスが去ってから役不在の混戦模様を呈していた。この高松宮記念も1番人気なぜか本格化の兆しが見えたと思われていたシンボリグラン、2番人気に前年桜花賞NHKマイルカップを制した1200m初挑戦のラインクラフト、3番人気ベテランの安定勢力シーイズトウショウ、4番人気にオレハマッテルゼという混沌とした状況だった。なにせこのレースの後も活躍したのはシーイズトウショウ、プリサイスマシーンダート戦線に戻ったリミットレスビッドくらい。あとはだいたい落ちていってしまったのである。

レースに話を戻すと、オレハマッテルゼは先行したシーイズトウショウとラインクラフトを見ながら5番手をキープ。間から直線半ばで抜け出すと、最後はラインクラフトの追撃をクビ差退け勝利。念願のGI勝利を手にした。馬主小田切有一は85年オークス以来21年ぶり、柴田善臣にとっては2000年の同レース以来6年ぶり、調教師音無秀孝は開業後12年にして初のGIとなった。かつて期待されながら火災逝したエガオヲミセテ音無厩舎の管理であり、営にとっても感慨深い勝利であった。ちなみに、エガオヲミセテには柴田も2回騎乗し、1勝を挙げている。

オレハマッテルゼは続く京王杯スプリングCでも逃げ切り勝ちを収めるがその後は精を欠き、翌年の富士S9着を最後に引退種牡馬入りする。

SS後継者争いに飛び込んだオレハマッテルゼは、ハナズゴールが後の三冠ジェンティルドンナを破って重賞初制覇を果たすなど産駒が活躍を始めていた矢先、2013年10月に急死した。その後、ハナズゴールオーストラリアオールエイジドハンデを勝ち、亡き産駒GI勝利げている。

直線で遊ぶがあったのでメンコをしていることが多かったが、尾栗毛で通った流星を持つ美しいでもあった。善臣先生とのコンビは、まさにイケメンコンビと呼ぶにふさわしかったのではないだろうか。

ちなみに、全9勝中6勝は左回り、そのうち5勝は東京で挙げている。柴田との3勝は全て左回り。やっぱり相談役はサウスポーなんだなぁ。

血統表

*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975 鹿毛
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
カーリーエンジェル
1990 栗毛
FNo.8-f
*ジャッジアンジェルー
1983 栗毛
Honest Pleasure What a Pleasure
Tularia
Victorian Queen Victoria Park
Willowfield
ダイナカール
1980 鹿毛
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
シャダイフェザー *ガーサント
*パロクサイド
競走馬の4代血統表

クロスVictoria Park 4×5(9.38%)

主な産駒

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最終更新:2025/03/24(月) 18:00

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