カット・ファスト・ボールとは、野球における球種の1つである。カットボールや真っスラ、カッターとも呼ばれる。
ストレートとほぼ変わらない球速で利き腕と逆方向に小さく鋭く曲がる変化球。
人差し指を少し中指方向に寄せて握り、リリースの際に中指主導でボールを切るよう投げる。
日本においては縮めてカットボールと呼ばれることが多い。また、まだカットボールという呼称が一般的でなかったころはくせ球とも呼ばれていた。
カットボールのメリットとしては投球フォームがフォーシームと見分けがつきづらく、速い球速で小さく鋭く曲がるためバットの芯を外しやすい。
一方、変化量は抑え気味なため、三振は奪いづらい。
スライダーに似た変化をする球種だが、こちらは変化量よりも見極めづらさに比重を置いた変化球と言えるだろう。
シンカーと同じようにフロントドアやバックドアでよく使用される。
主な使い手はマリアノ・リベラやロイ・ハラデイ、川上憲伸など。特にリベラは投球の8割以上がカットボールという、カットボールの代名詞的な存在で、“電動ノコギリ”と称されるカットボールでメジャーの強打者のバットを次々とへし折り、史上最多の652セーブをマークした。
「実況パワフルプロ野球」シリーズでは『実況パワフルプロ野球10』からカットボールとして登場した。打者の手元でわずかにスライド変化する。Hスライダーよりも速く、変化が小さくなった変化球。変化球レベルを上げても殆ど変化量が変わらない。バットの芯を外すのに適した変化球だとされるが、CPU相手はともかく、プレイヤー側からしたらあまりにも打ち安かったため、シリーズが進むごとにアップデートで斜め下に小さく鋭く落ちるようになった。それでも打ちやすいことに変わりはないが。
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最終更新:2025/12/06(土) 07:00
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