パームボールとは、野球における球種の1つである。単にパームと呼ばれることも多い。
チェンジアップ系統の球種。
パーム(手のひら)で包み込むように握ることからこのような名前がついた。
手のひらをキャッチャーに向けてリリースする投手と、手のひらを内側に向けてリリースする投手がいる。前者は回転が少なく急激にブレーキがかかり大きく落下し、後者はスライド回転が加わりスライダーのように曲がりながら落ちる。
速球との球速差が大きいため緩急で打者のタイミングを外して空振りを取りやすい一方、球速が遅く球威がないため、タイミングを合わせられると長打になりやすい。
動体視力が優れた打者にはリリースの時に中指と人差し指がボールから離れているところが見えてしまい、球種がばれる可能性が高いというリスクもある。変化するタイミングも早い。
リリースの安定が難しくナックルボールのように不規則な変化をしがちなこともあり、変化球の中でも特に制球しづらい。そのためプロアマ問わず使い手はかなりレア。
日本での主な使い手は帆足和幸や小山正明、浅尾拓也など。特に帆足が投げるパームボールは縦への変化より横への変化が大きくスライドパームとも呼ばれ、その投球割合の大きさと投げるたびに微妙に違う変化を見せるデザイン力から彼の代名詞的な球種となっている。
ちなみに2025年現在のプロ野球記録で最もパームボールを安打にした選手は今江敏晃。
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最終更新:2025/12/05(金) 21:00
最終更新:2025/12/05(金) 20:00
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